「佐賀市地域雇用創造協議会」が企画する「IT企業見学バスツアー」
提供:佐賀市地域雇用創造協議会 制作:佐賀経済新聞編集部
ウェブインテグレーションを軸として行政や企業、地域社会の課題解決を行うソリューションカンパニーとして、2006(平成18)年に佐賀市に設立した「EWMファクトリー」。東京と佐賀、南会津開発センター「CloudCamp(クラウドキャンプ)」(福島県南会津町)に拠点を構え、ニアショアスタイルで、東京都や首都圏企業の大規模ウェブサイトの企画、デザイン、構築、保守、運用、ウェブマーケティングや広報企画、セキュリティサービスなど、ICTソリューションを総合的に提供している。地域の課題に取り組んでおり、ものづくりカフェ「こねくり家」(佐賀市柳町)や地方優良クリエイターとのマッチングサービス「ふるさとソーシングSAGASO」、ウェブマガジン「EDITORS SAGA」の運営も手掛けている。
2019年6月に同社に入社、経営企画部EXチームに所属し、人事・採用を担当する納富真理子さん。前職の広告出版業でのライター経験を生かし、募集記事作成やウェブ求人媒体「Wantedly(ウォンテッドリー)」運用での社員インタビューなども担当し、多くの求職者との面談に臨んでいる。「佐賀市地域雇用創造協議会」が企画する「IT系企業合同就職相談会」や「IT企業見学バスツアー」などIT企業に特化したマッチングイベントにも積極的に参加しており、納富さんは「さまざまな業種が集まる企業説明会よりもエンジニアやデザイナーの仕事について、『どんなツールを使っているか』などを深く説明しても伝わりやすくて、いつも有意義に感じている」と感想を寄せる。また、バスツアーに参加した求職者が実際の面談に繋がった人もいたといい、納富さんは「IT企業への就職・転職を希望する人をなかなか掴みにくい中で、『協議会』にはIT企業に特化した企画のお陰で反応がいいと感じている。来年(2021年)3月までの事業とのことで、今後、どのような形で関心の高い求職者と接点を作っていくかを考えていく必要がある」と話す。
「EWMファクトリー」経営企画部EXチーム・納富真理子さん
「佐賀発!地方都市の『つながり』を活かしたICT雇用創出プロジェクト」という事業タイトルで様々なプログラムを実施する「佐賀市地域雇用創造協議会」。就職促進メニューの1つとして佐賀市内のIT企業、佐賀市に進出したIT企業を訪問し、企業の雰囲気を感じてもらうメニューとして「佐賀IT企業見学バスツアー」を企画。これまでに3回開催し、去る10月23日に開催された4回目のツアーは「知りたい・見たい・聞きたい」がテーマ。IT企業や関連施設5カ所を訪問し、求職者や転職希望者、外国人留学生を含む9人が参加した。参加者は30代を中心に20代や40代の参加もあった。IT企業が主に手掛ける開発や制作業務は就職説明会や相談会では見えにくいものであるため、就職・転職後の仕事のイメージをより掴みやすいものになっている。
当日、見学を受け入れた各参加企業や関係施設の事業内容や佐賀を含む現在の拠点状況と人材募集状況に加え、担当者からコメントを頂いた。
創業90年を迎えるアパレル雑貨などの卸売を展開する当社にて、2019(平成31)年1月にシステム開発専門の佐賀オフィスを開設。自社開発する社内システムの開発拠点として、ITサービスの提供や業務アプリケーションの企画・開発・運用保守などを行っており、AIやIoTスマホアプリなど、先進的なシステム開発を積極的に取り入れている。現在は2022年卒の新卒採用を募集しており、今後も毎年1~2名ずつ採用する予定で、2021年卒では2名の入社が決まっているという。
「今回、バスツアーのイベントに参加してみると当社で研究しているAIやRPA、スマホアプリ開発などについての意欲や関心が高く、佐賀にもシステムエンジニアを志望する人財が一定数いることを実感した。コロナ禍でなかなか求職者の方と直接会う機会が減る中、こういったイベントを通して当社のことを知るきっかけを設けていただき感謝しています。」(人事総務部採用課 板井聖菜さん)
ウェブサイトの企画、デザイン、構築、保守、運用、システム開発やITを活用した社会課題への取り組みも行う。現在、フロントエンジニア、アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、ディレクターを募集している。
「当社ではオフィス見学を歓迎しており、今回たくさんの方に実際の雰囲気を感じてもらい、働くイメージがすこしでも湧いてもらえたら幸いです。短い時間でしたが、たくさん質問もあり、大変うれしく思います。技術と発想力をもとにしたデザイン思考で、首都圏のクライアントや地域における課題に真正面から取り組み、社会を良くしていく『ワクワクすること』に全力コミットしていける方からの応募お待ちしています。」(経営企画部EXチーム納富真理子さん)
佐賀市立富士小学校(旧校舎)をリノベーションし2020年4月にオープン。スポーツなどの各種合宿所、企業のサテライトオフィス、ランチを楽しめるカフェを展開する「人々が集い、つながり、広がる」交流拠点を目指す。「EWM(ファクトリー」(天神3)、宿泊施設の運営を手掛ける「R.project(アール・プロジェクト)」(千葉県安房郡鋸南町)、1級建築士事務所「OPEN A(オープン・エー)」(東京都中央区)が共同で立ち上げた「佐賀古湯キャンプ」(富士町古湯)が佐賀市からの指定管理を受け運営する。
「当社のメインの業務は宿泊事業で、IT技術者の採用・雇用を行うわけではありませんが、当施設は山間部特有の課題を、IT技術を用いて解決する佐賀市5者協定の拠点にもなっています(5者=佐賀市・サガテレビ・CTC・NTT佐賀支店・EWMファクトリー)。当社はスポーツ×IT等の研究開発を行う団体と連携して事業を進めていく立場にあることから、IT技術者の方々が活躍される場になればいいと考えています。」(施設統括マネージャー 山田泰嗣さん)
インターネット広告代理業、HP制作サービス等を行う「アイトリガー」(東京都新宿区)のグループ会社として、2018(平成30)年10月に設立し、佐賀市と進出協定を締結。佐賀を拠点に、全国の企業の運用型広告を中心としたWEBマーケティング支援事業を提供している。
「当日は『Zoom』を使い、東京からリモートで会社概要説明をさせてもらった後、現地メンバーから、どのようにウェブ広告を設定し、ウェブ検索で表示させているかのデモンストレーションを行いました。当社は佐賀から日本全国の企業を支援することを使命としているので、リモートでも遜色なく業務が行えることを見せられた点もよかったと考えています。熱意をもって積極的に質問をされていた参加者が多く、ウェブ広告を使用してどのようにクライアントの売上に貢献しているかや業務範囲の質問など、具体的な内容に踏み込んだ質問もあり、事前に業界について調べてきている印象でした。普段はあまり話さない一人当たりの担当案件数や具体的なレポート作成ついての質問にもお答えしました。」(シニアマネージャー 佐藤道和さん)
テクノロジーをキーワードにしたオープンイノベーションの「ハブ」として、県内企業に対するAIやIoTなど先進技術の導入支援や県内IT産業の成長支援を行い、企業の生産性向上や新たなビジネスの創出につなげることを目的に、2018(平成30)年度に佐賀県が設置。現在、「EWMファクトリー」「佐賀銀行」「佐賀電算センター」が運営を行っている。
「参加者の皆さまにITの必要性を感じてもらったが、そのITをいかに県内へ浸透、活用していくかが、私たちの課題。ITでは新しい技術がどんどん生まれているが、その技術を作るのも、使うのも人なのだと、見学会を通して改めて感じた。今後、ITに関する課題や困りごとがあった際は今回のツアーを思い出し、是非、相談に来て欲しい。IT(DX)についてのセミナーやイベントについて、当センターホームページをチェックしてほしい。」(EWMファクトリー 野中将司さん)
「以前在籍していた企業ではIT部門への配属を希望していたが実現しなかったため、佐賀にIT企業が増えていることをチャンスと捉え、また、現場を見ることができると参加した。生の声を聞くことができ大変有意義だった。働いている人の雰囲気が明るい企業もあり、面談を受けてみたいと思った。」(武雄市 重松佐保さん)
「佐賀IT企業見学バスツアー」に参加者した重松佐保さん
地域資源を活用して雇用を創出する目的で厚生労働省が募集する「実践型地域雇用創造事業」の平成30年度採択地域(第2次募集)に佐賀市への採択を受け設立した実施団体。ICT雇用創出を目的に様々なセミナーや研修を2021年3月まで実施していきます。
IT企業への就職と雇用を創出!セミナー・研修通じて働くチャンス拡大へ
「RPA」を利用した業務の自動化(実践編)
2021年1月8日(金)~全8回
限定!採用実践力セミナー(3回目)人材育成
2021年1月21日(木)
MRハンズオンセミナー
2021年1月22日(金)・1月25日(月)
AI導入セミナー「~AI導入に必要なポイントが3日間で丸わかり!~知っておくべきAI活用の基本」
2021年1月26日(火)~全3回
EC導入セミナー「はじめてでも大丈夫!ネットショップセミナー」
2021年1月29日(金)~全4回
限定!採用実践力アップセミナー(4回目)面接技法
2021年2月10日(水)