リリース発行企業:佐賀県

左:森ガキ侑大監督 右:高杉真宙

劇中に登場したバス停(芦溝地区農村公園)
小城市×架空の犬と嘘をつく猫PR映像
2024年4月に佐賀県フィルムコミッションの撮影誘致・支援のもと、全編佐賀県内の7市30ヵ所で撮影された映画『架空の犬と嘘をつく猫』の舞台挨拶付き完成披露上映会が、2025年12月20日(土曜日)に、佐賀市内の映画館・109シネマズ佐賀で開催されました。登壇したのは、森ガキ侑大監督と主演の高杉真宙さんで、ロケ地である佐賀での特別な舞台挨拶に、満員の会場は温かな雰囲気に包まれました。
森ガキ監督は「原作の舞台が佐賀であり、佐賀出身の作家・寺地はるなさんの作品の持つ“土地の空気感”を映像で表現できると思った。撮影以来久々に訪れたが、自然豊かな場所で、改めて佐賀で撮影できて本当に幸せだった。」と語りました。さらに「以前は福岡に住んでいたので、佐賀は大好き。今回の撮影でも、古湯温泉や武雄温泉に行き、打ち上げではロケ地でもあるメルヘン村の「ドン・グリス」を歌う徳久望さんにサプライズ登場してもらい大合唱。その後は〆パフェのお店に大人数で行きました。」と振り返りました。また「有田焼、醤油瓶、海苔缶など当地の小物や衣装にもこだわり、佐賀らしさを自然に取り入れました。」と制作秘話を披露。おすすめのシーンについて聞かれると、「1シーンで家族を描くことが出来た火葬場のバスのシーン」と語りました。
高杉さんは「お隣の福岡出身で、幼少期からバルーンフェスタに行ったことがあり、呼子のイカや丸ぼうろも大好きで、佐賀には縁を感じていました。今回、嬉野温泉でも撮影し、残念ながら入れなかったが、すごくきれいな場所で川もあって、こんなところで温泉入ってゆっくりしたいなと。またリベンジしたいと思っています。」とコメント。また、おすすめシーンについて聞かれると「主人公の山吹と幼馴染の頼のバス停のシーン」と語りました。最後に、高杉さんは「オール佐賀で撮影したこの映画を、地元のみなさんに観ていただけるのは本当に嬉しいです。エキストラの皆さんにも感謝しており、本当にみなさんと一緒に作った映画になっています。あとは多くの方に見ていただくだけなので、みなさんも協力お願いします。」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくりました。
映画『架空の犬と嘘をつく猫』は、昭和の終わりから平成の終わりまでの約30年にわたって、佐賀県をモチーフにした架空の町を舞台に、弟の死により現実を見なくなった母親を筆頭に、家族誰もが“不都合な真実”から目をそらし、それぞれの嘘を重ねながら、それでもなお一緒に暮らしている“機能不全”の羽猫家を描いた作品で、映画では小城市が主人公の住む羽猫家のメインロケ地になっています。
これを受け、小城市では、2025年12月17日(水曜日)に総合エンターテインメント企業「ポニーキャニオン」公式YouTubeに、印象的なシーンをまとめた「小城市×架空の犬と嘘をつく猫PR映像」を公開。また、映画公開日からの4日間限定で、劇中で印象的に登場するバス停を、普段は地元住民の憩い場でバス停のないロケ地である小城市芦刈町の芦溝地区農村公園にて設置されることとなりました。高杉真宙さんもおすすめのシーンと語るこのバス停を見ることができるのは4日間だけ。映画鑑賞後にぜひお越しください。
2025年11月に開催された世界15大映画祭のひとつ「タリン・ブラックナイト映画祭」において、「日本らしく落ち着いていて、詩的で美しい映像」という評価を受け、撮影賞を受賞するなど、既に高い評価を獲得しています。作者・原作・ロケ地がすべて佐賀県の映画『架空の犬と嘘をつく猫』は、2026年1月9日(金曜日)に全国124館で公開。県内では、佐賀市の109シネマズ佐賀、イオンシネマ佐賀大和、シアターシエマ、唐津市のシアターエンヤをあわせた全4館でも上映されますので、ぜひ劇場でご覧ください。














