プレスリリース

国内初!SDGs教育×サステナブルツーリズム 廃食油の地産地消によるローカルSDGsを実現!小樽市Roa(d)cal SDGs Project開始!

リリース発行企業:田中鉄工株式会社

情報提供:

 田中鉄工株式会社(本社:佐賀県)は、地域の家庭や飲食店等から発生した使用済み食用油(以下 廃食油)をアスファルト合材の製造に使用する重油代替燃料として、その地域の誰もが利用する道路や歩道に還元するスキームを構築。廃食油はその地域から発生する地産地消エネルギーとして、循環型社会の実現に貢献します。また、SOx・NOxやCO2排出の削減等、様々な環境負荷軽減エネルギーとして、地球環境の保全に大きく貢献します。この取り組みを、「Roa(d)cal SDGs Project」として全国に展開しており、この度、北海道小樽市においても、上記の地産地消モデルが実現いたしました。



 小樽市とは、小樽アスコン共同企業体で廃食油燃料の使用が始まったことをきっかけに取り組みが開始されました。本取り組みにおいて、道内・市内の様々なグリーンサプライチェーンが共創し、家庭系廃食油については市役所・小売店・生協での12か所の拠点で年間約5,100Lが回収されています。回収された廃食油を燃料として製造されたアスファルト合材の出荷も開始しており、小樽市内の道路舗装に還元されています。家庭や飲食店等から発生した廃食油が、小樽市の道路舗装に使用されるアスファルト合材製造の燃料として利活用されていくことを通じて、小樽市のゼロカーボンシティに貢献。また今後は、トレーサビリティやCFPの仕組みも導入し、廃食油の回収・再生・利活用までの履歴を可視化することで、リサイクルによるCO2削減量や地産地消への貢献を、市民やサプライチェーンの皆様へ実感いただくことが可能となります。
 さらに、小樽市との取り組みとしては、市内の小中学校におけるSDGs教育促進の一環として、田中鉄工と連携している北海道油脂事業協同組合より、市内の小学校に向けたSDGs教育の出前授業が実施されました。(2024年9月24日 小樽市市立稲穂小学校にて開催)。今後さらなる推進を目指して、各小中学校へ年間の教育計画に組み込んでいただけるような働きかけをしていく予定です。また、小樽市の基幹産業である観光においても小樽観光協会と連携し小樽市の環境意識を高めていくことで、小樽市のゼロカーボンの取り組みに加え、資源ごみの削減にもつながるよう努め、環境に配慮した観光都市の確立とサステナブルツーリズムの実現を推進していきます。
 田中鉄工は、道路舗装業界のカーボンニュートラル実現を目指し、今後も全国各地の地域と連携し、積極的に活動を展開してまいります。

■小樽市のRoa(d)cal SDGsモデルについて
 北海道小樽市の家庭や飲食店で発生した廃食油が、小樽市内の道路や歩道の舗装材料である、アスファルト合材の製造に使用する重油の代替燃料として利活用されています。廃食油を燃料としたアスファルト合材は、小樽アスコン共同企業体(日本道路株式会社・秋津道路株式会社により組成)で製造され、重油代替燃料として使用することで、工場から排出されるCO2が削減。さらに小樽市で発生した廃食油を、その小樽市で循環させることによる ローカルSDGs が実現しています。
地域の道路舗装会社、油脂会社、小売店等との共創、及び小樽市の広報×後方支援や小学生へのSDGs教育の推進等により、市民と一体となった廃食油リサイクルドミノが展開されています。この取組により、資源ごみ、化石燃料使用量、CO2 ,NOx,SOxの排出量の削減、及び下水道と環境への影響、資源の有効活用すべてに貢献することで、地域のローカルSDGsを実現するモデルとなります。

▼小樽市 Roa(d)cal SDGsモデルの全体像



■国内の廃食油のリサイクルの現状と課題について
・家庭系廃食油の約96% (9.6万トン/年)が、現状 ゴミとして捨てられており、循環されていない。
・事業系廃食油はほぼリサイクルされているものの、約1/3(12万トン/年)が海外に輸出されており、地域内で循環されていない。
・さらに、家庭系・事業系ともに、トレーサビリティ及びカーボンフットプリントが確保されていない。

■リサイクルの推進に向けて
 廃食油のみならず、小売店等で回収されている食品トレーや卵パック等においても、回収量やリサイクルによる社会貢献量(CO2削減量等)を、小売店内の店内掲示することでの見える化や、教育機関への小中学生向けSDGs教育等の提案を推進しています。また、TVCMやラジオCM放映、各種SDGsイベント出展等も通じて、地域や市民のリサイクルの意識が高まり、行動変容を促す働きかけを実施しています。

田中鉄工株式会社とは
1918年(大正7年)創業のアスファルトプラントメーカー
アスファルト合材生産に関わる製品・サービスの提供をメイン事業として展開
本社: 佐賀県三養基郡基山町、国内拠点13カ所
資本金:9,000万円  売上高:約58億円(2024年3月期) 従業員:197名
・経済産業省 地域未来牽引企業 認定
・経済産業省 サーキュラーエコノミーに関する産官学のパートナーシップ 参画
・経済産業省 2023年度 はばたく中小企業・小規模事業者300社 GX部門 受賞
・経済産業省 GXリーグ加盟
・環境省 令和5年度地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制構築モデル事業 参画
・環境省 令和6年度バリューチェーン全体での脱炭素化推進モデル事業 参画
・札幌商工会議所 令和5年度「SDGs経営表彰」気候変動アクション部門 受賞
・北海道SDGs推進プラットフォーム 加盟
・九州環境エネルギー産業推進機構 加盟
・北九州SDGsクラブ制度 加盟
・ゼロカーボンシティさがし推進パートナー 加盟
・おきなわSDGsプラットフォーム 加盟
・おきなわSDGsパートナー 加盟
ホームページ:https://tanaka-iron-works.com

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