唐津市相知町横枕がOECMとして国際データベースに登録

持続可能な未来へ、地域と自然が共生するモデルケースが誕生
2024年8月22日 - NPO法人唐津Farm&Foodは、佐賀県唐津市相知町横枕区が、環境省による自然共生サイトの認定を受け、さらに国際的に重要な地域として「OECM（Other Effective area-based Conservation Measures）」の国際データベースに登録されたことを発表いたします。これは、佐賀県内で初めての快挙であり、日本全体でも意義深いステップとなります。
https://karatsu-f-f.com/30by30.html

OECM ロゴマーク

OECMとは
OECMは「Other effective area-based conservation measures（その他の効果的な地域をベースとする手段）」の略で、国立公園や自然保護区などの従来の保護地域とは異なる、地域主導の保全活動が行われている地域を指します。これらの地域は、法的保護区に指定されていないにもかかわらず、生物多様性の保全において重要な役割を果たしています。OECMに認定されることで、こうした地域は国際的なデータベースに登録され、その活動が広く共有されることになります。



唐津市相知町横枕の取り組み
唐津市相知町横枕区は、地域住民が主体となって長年にわたり里山の保全活動を行ってきた地域です。この地域は、昔からの自然環境が豊かに残っており、多様な動植物が生息しています。地元の住民や団体は、定期的に森林の手入れや植樹活動を行い、自然環境の維持と再生を図ってきました。また、NPO法人唐津Farm&FoodはESD環境教育にも力を入れており、地域の子どもたちや市外からの参加者に向けたワークショップを定期的に開催しています。
これらの活動が評価され、相知町横枕区は2023年度に環境省から「自然共生サイト」として認定されました。さらに、この度、国際的な保全活動の一環としてOECMに登録されることとなりました。これは、地域の取り組みが日本国内だけでなく、国際的にも認められたことを意味します。
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NPO法人唐津Farm&Foodについて
NPO法人唐津Farm&Foodは、設立以来、佐賀県唐津市を中心に自然環境や生態系の保全活動を推進してきました。地域住民と連携しながら、里山の保全や再生、環境教育の推進、そして地域の資源を活かした持続可能な社会の実現を目指した活動を展開しています。今回のOECM登録は、私達の活動が国際的にも評価された結果であり、さらなる活動の推進に向けた大きな一歩となります。
これからも、地域の皆様と共に、生物多様性の保全や持続可能な社会の実現に向けて全力を尽くしてまいります。
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詳細情報
- 環境省 自然共生サイト等の国際的なデータベースへの登録について:https://www.env.go.jp/press/press_03264.html
- Protected Planet (OECM国際データベース):https://www.protectedplanet.net/country/JPN
- 唐津市相知町横枕が目指す 「人と自然の共生地域」:https://karatsu-f-f.com/30by30.html