佐賀市の魅力を市内外に発信する「佐賀市観光親善大使」の新人2人が5月6日、秀島敏行佐賀市長を表敬訪問、初めての活動を行った。
デビューしたのは会社員の山田陽子さん、大学生の堤あかねさんの2人。2月に書類審査と面接を経て選ばれた。
2013年4月に当時の親善大使がフェイスブックで発信を始めてから、イベントのPR報告だけでなく、プライベートで訪れる市内の観光地や店の様子を大使の視点でリポートを続けてきたことから、市民への大使の認知が広がり、今回の募集にはこれまでを上回る応募があったという。
大使となった2人は4月から、身だしなみや立ち居振る舞い、佐賀市を紹介するための勉強会などの研修を重ねてきた。市長訪問後、5月9日・10日に東京都内で開かれた「佐賀有明祭」で観光大使デビューを果たした2人は、本紙にデビューの感想や今後の活動に当たっての抱負などを話した。
東京での初仕事を終え、山田さんは「多くの方が佐賀に興味を持っていただきうれしかった。あらためて佐賀の場所や佐賀の名物を聞かれるなどした。佐賀に住む私だからこそ伝えられる景色や食べ物、伝統工芸などを、自分の言葉で発信したい。英語を学び、外国の方への佐賀のPRや、特技の茶道と着付けで観光客をもてなすなど貢献したい」と話す。
堤さんは「佐賀の野菜や食べ物をおいしいと言う方が多くうれしかった。『佐賀に行きたい』という人を増やして、佐賀の認知度アップに貢献したい。人と会って話すことが好きなので、今後の活動を通じて、多くの人に会い、県外の方から見た佐賀の良さについて、あらためて学びたい」と話す。
2人の任期は2018年3月まで。