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佐賀に「産前産後ケア施設」 助産師が常駐、妊婦・子育てママの「よりどころ」に

産前産後ケアroomスタッフ

産前産後ケアroomスタッフ

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 佐賀市水ヶ江に6月22日、「産前産後ケアroom(ルーム)」(TEL 050-3697-1761)がオープンした。運営は、NPO「poco a bocco(ポコ・ア・ボッコ)」。

ラウンジの様子

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 同NPO代表の寺野幸子さんは「女性たちが『いつでもここに来たらいい』と思える、『よりどころ』を作りたい。特に、女性のライフステージの中でも心身に大きな負担を抱えやすい、妊娠期から産後期をケアできる拠点が必要」と話す。

 助産師の秀坂あいさんに協力を呼び掛けオープンにこぎつけた同施設には、同NPOスタッフ、秀坂さんを含む助産師2人のほか、エステティシャンとセラピストが1人ずつ常駐する。

 「ラウンジ」(1時間800円)は、飲食物の持ち込みに対応する。寺野さんは「子育ての『当事者』同士でのリアルな情報交換の場として活用してほしい。ここで初めて出会った母親たちが気軽に打ち解けられるような雰囲気を作っていきたい」と話す。

 メニューは、助産師が乳房マッサージや授乳相談などを行う「おっぱいケア」(1回50分=2,980円)、母親と子どものスキンシップを促す「ベビーマッサージ」(1回90分=2,980円)、「育児妊婦相談」(1回50分=2,980円)、「産後デイサービス」(10時~16時、食費込み=4,800円)、「ボディトリートメント」(1回50分=2,980円)、「フェイシャルエステ」(1回50分=2,980円)を用意する。

 秀坂さんは「産前産後の悩みは十人十色。それぞれの人に合わせたアドバイスをできるのが助産師の強み。一人ひとりにきめ細かく対応していきたい。まずは当施設を多くの女性に知ってもらい足を運んでいただければ」と話す。

 寺野さんは「ゆくゆくは常駐専門家を増員し、営業日を増やして提供サービスをさらに充実していきたい。行政とも連携して、産前産後だけでなく女性のあらゆるライフステージを支援する拠点にしていけたら」と意気込む。

 営業時間は10時~16時、火曜・水曜・金曜・土曜・日曜定休。「ラウンジ」以外のメニューは要予約。

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