佐賀交響楽団の定期演奏会が2月28日、佐賀市文化会館(佐賀市日の出1)大ホールで開催される。
同楽団は40年以上の歴史を持つ老舗アマチュアオーケストラ。約90人の団員が仕事や学業などの合間を縫い、週1回の合奏練習に励む。
今回で39回目となる定期演奏会では、地元佐賀で活躍するピアニストの増井ゆかりさんをソリストに迎えたモーツァルト作曲ピアノ協奏曲第20番のほか、チェコのモルダウ川の流れを描いたスメタナ作曲連作交響詩「わが祖国」より「モルダウ」、千夜一夜物語を美しい音色と巧みなオーケストレーションで表現したリムスキー=コルサコフ作曲交響組曲「シェヘラザード」など、なじみ深い名曲を演奏する。
「今回は佐賀の旬のピアニストである増井さんを迎え、団員の中でも人気の名曲を取り上げる。皆さまに満足してもらえる演奏会にしたい」と同楽団の吉原敏郎理事長。指揮を務める横島勝人さんは「3曲とも美しい旋律の奥には複雑な音楽的要素がある。それに欠かせない音色や技術をオーケストラから引き出して名曲を聴かせたい」と意気込む。
13時15分開場、14時開演。前売り入場券は、一般=1,000円、高校生以下(小学生以上)=500円。