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佐賀・長崎街道沿いの元酒蔵に飲食店 江戸後期の建物生かしにぎわい目指す

「酒の蔵えん」スタッフ

「酒の蔵えん」スタッフ

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 佐賀市郊外・長崎街道沿いの「旧枝梅酒造」内に11月4日、飲食店「酒の蔵えん」(佐賀市八戸 1、 TEL 0952-23-2511)がオープンした。

旧枝梅酒造の復刻酒

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 佐賀市によると、「旧枝梅酒造」は江戸時代後期に建築された造り酒屋で、佐賀の城下町に残る唯一の酒蔵跡という。長崎街道の歴史的景観「のこぎり型家並み」を形成する同酒造の建物を新たな歴史文化の拠点として活用するため、佐賀市が主体となり保存改修を行い、その内主屋(おもや)の運営を民間に委託。考古・歴史・民俗等の文化財関連事業を行う「とっぺん」(鍋島町八戸)と市内で和食店を営む「縁」(大財1)が共同で、食事処と喫茶、酒房を備えた同店を開いた。

 席数は、畳部屋にテーブル席24席、土間にテーブル席6席、カウンター席6席。ランチタイムは、「温そば膳」「シシリアンそば膳」(以上、1,080円)などの御膳メニュー、「えん膳」(2,160円)、「枝梅膳」(3,780円)の予約が必要なコースを用意。ディナータイムは、「鯛の塩がまコース」「鍋コース」(以上、料理のみ3,500円・飲み物込み5,000円)のコース料理や一品料理も用意する。

 店主の末次操さんは「古民家を思わせる建物に魅力を感じ、私自身癒やしになっている。酒蔵だった頃を懐かしみ、近所の人にふらっと立ち寄ってもらってもいいが、やはり、この場所の雰囲気を目指して人が集まる店を目指したい。建物改修に合わせて枝梅酒造の復刻酒も用意した。当時の酒の価値も提供していきたい」と話す。

 営業時間は11時~22時(ランチ=11時~14時、ディナー=17時~22時)。

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