佐賀のご当地グルメ「シシリアンライスの日」の4月4日、「佐賀シシリアンライス王国国王」が同日限定特製シシリアンライスを試食した。
佐賀大学の農学サークルと佐賀市内の農家が作った野菜が使われた特製「シシリアンライス」
「佐賀シシリアンライス」は、温かいご飯の上にレタス、トマト、コーンなどの生野菜と炒めた肉、玉ネギを載せ、仕上げにマヨネーズをかけたご当地グルメ。1975(昭和50)年ごろ、佐賀市内の飲食店の賄い料理として出されたのが始まりで、新鮮な米や野菜などの材料に恵まれた佐賀ならではのご当地グルメとして親しまれてきた。
「佐賀シシリアンライス王国」は2012年4月4日、同グルメをPRするために建国された架空の国。まちおこし団体「佐賀市はシシリアンライスdeどっとこむ」が仕掛け、秀島敏行佐賀市長が「国王」を務める。
「建国」5年目、今回は同市富士町苣木の休耕地で野菜を栽培する佐賀大学の農学サークル「ForS.」(岡崎健太代表)が育てたミズナ、ラディッシュ、ミックスレタスと、横尾ファーム(同市久保泉町)が提供するニンジンとジャガイモを使ったシシリアンライスが国王に「献上」された。
「国王」秀島市長は「市内の中山間地などを活用して栽培した野菜を使うなど、シシリアンライスは応用の幅が広いご当地グルメ。佐賀の伝統食として長く続くよう、広めていきたい」と笑顔を見せた。