ハンドメード品展示販売イベント「イロイロイロ、~くらし、あたたかくイロどる展」が10月19日から、佐賀市富士町の山間部にある古民家宿泊施設兼カフェ「三調家(さんちょうか)」(富士町古場)で開かれる。主催は建築デザイン会社「atelier CIRCUS(アトリエ・サーカス)」(富士町古場)。
東京や福岡、米ニューヨークで働いた後の2016年7月、「山間部で暮らしたい」と、美しい自然が豊かな同地に移住した、同社代表の本岡毬穂(まりほ)さん。地域活性化に取り組む人たちの姿を見て「自分も何かできたら」と、かねて好きだったものづくりと各地の作家とのつながりを生かして、ハンドメード品を展示販売するイベントの初開催を決めたという。
テーマは「カラフルな色で寒い冬を楽しもう!」。「日本では一般的にシンプルなインテリアデザインが多いが、私自身、南欧や中南米などで見られる鮮やかで斬新な色合わせが好き。佐賀の皆さんにも、たくさんの色の中で暮らす幸福感を提案してみたいと思った」と本岡さん。
ラインアップは、「IZOOMI(イズーミ)」(東京)のフェルト小物、「namaste YOKO(ナマステ・ヨーコ)」(大阪)のインドの伝統医学アーユルヴェーダの考えを取り入れたカレーやチャイ用のミックススパイス、「KURI KURI(クリ・クリ)」(福岡)の海外の紙や毛糸で作った雑貨、「HoriCalligraphy(ホリカリグラフィ)」(佐賀)の書と額縁、「atelier CIRCUS」のアジアのビンテージ生地やビーズを用いた照明器具とタッセル。「三調家」は、通常は金曜・土曜・日曜・祝日のみのランチを会期中毎日提供する。
本岡さんは「『イロ』を生活の中に取り入れるきっかけにしてもらえたらうれしい。今後もデザイン業と並行してものづくりを続け、年1回の開催を目指したい」と話す。「来場を機にこの地域の素晴らしさを知ってもらい、遊びに来たい、住んでみたいと思ってもらえたら」とも。
開催時間は11時~17時(24日は16時まで)。24日まで。