佐賀市中心街で4月13日、「さがフラメンコ・フェスティバル2018」のPRを兼ねた「出前フラメンコ」が行われた。
「656(むつごろう)広場」(佐賀市呉服元町2)で4月22日に開催する同イベントは、フラメンコを通じてスペイン文化に触れてもらいながら佐賀の街をにぎやかにしたいと「さがフラメンコ向上委員会」が2012年から開催する。年々規模を大きくし、7回目の開催となる今年は佐賀県内のほか広島や東京から150人の踊り手が出演、フラメンコステージのほか、大鍋パエリアやワインの飲食、フラメンコ衣装やアクセサリーの販売も行う。
「出前フラメンコ」は、東京・立川の「立川フラメンコ」が前夜祭として商店街を盛り上げていることを知り、2015年に始めた。13日は地元出演メンバーが2組に分かれ、居酒屋やバーなど14店舗を回り、店内でフラメンコを披露した。宴会や飲食を楽しむ中の突然のフラメンコ披露に驚く客もいれば、手拍子や体を動かす客もいた。披露の後、県内の障がい者施設や熊本地震への寄付のための募金活動も行った。
実行委員長の樺澤幸(ゆき)さんは「出前フラメンコを始めた頃と比べるとお客さんのノリが良く、フェスへの思いなど話を聞いてもらえてうれしい。フェス当日は踊れるように訓練した馬が登場したり、150人全員が参加する踊り『セビジャーナス』を披露するなど、スペインの春祭りが佐賀にやってくる。ぜひ会場で楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。
「フラメンコフェスティバル」の開催時間は11時~16時。観覧無料。20日19時からも「出前フラメンコ」を行う。