佐賀市内のカフェ「モカ」（佐賀市唐人1）で10月9日、学生と社会人による朝活動「Saga Sunrise Cafe vol.45」が行われた。

学生と社会人が交流する様子

　「学生と社会人がフラットに意見を交わし合えるコミュニティーの提供」をコンセプトに、佐賀大学の有松知晃さんらが2014年に始めた「朝活」。当初の参加者は学生が多かったが、回を重ねるごとに社会人への認知度が高まり、学生と社会人が交流できる場として定着してきたという。

　当日は学生11人、社会人13人が参加。佐賀大学生の楠林和貴さんは「初めて参加したが、立場を超えた交流がしたいという共通の目的を持った人ばかりなので誰とでも話しやすい。今まで社会人との接点がなかった自分にとって有意義な時間だった」と話す。会社役員の鶴田英司さんは「学生が社会人に対して構えず話せる場になっているのが良いと思う。自分も多くの学生と関わることができてうれしい」と笑顔を見せる。自営業の岡本崇さんは「参加者同士が思い思いに意見交換できる場で、自分も毎回リラックスして参加している。この雰囲気を維持してほしい」と話す。

　有松さんは「朝活を通じて社会人とのパイプができ、自分が立ち上げた学生団体の活動の幅が大きく広がった。参加者にも、社会人が学生の意見を事業に反映する、学生が社会人を巻き込んでイベントを企画するなど、次につなげるための機会を提供し続けていきたい」と意欲を見せる。