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佐賀県立美術館で「木梨憲武展」 佐賀初開催、触れる作品や初展示の作品も

佐賀県立美術館で開催する「『木梨憲武展-TOUCH』SERENDIPITY-意味ある偶然」の会場入り口

佐賀県立美術館で開催する「『木梨憲武展-TOUCH』SERENDIPITY-意味ある偶然」の会場入り口

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 お笑いコンビ「とんねるず」のメンバー・木梨憲武さんの個展「『木梨憲武展-TOUCH』SERENDIPITY-意味ある偶然」が12月20日、佐賀県立美術館(佐賀市城内1)2~4号展示室で始まった。主催はサガテレビ。

「『木梨憲武展-TOUCH』SERENDIPITY-意味ある偶然」で展示する、若槻千夏さんとのコラボ作品「既読×きどく」

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 木梨さんはタレントとして活躍する一方、1994(平成6)年に「木梨憲太郎」名義で創作活動を始め、同年、名古屋市で初の個展「太陽ニコニカ展」を開催。2014(平成26)年~2016(平成28)年に創作活動20周年を記念した個展「木梨憲武展×20years INSPIRATION―瞬間の好奇心」を全国8カ所で開催。2018(平成30)年~2022年には2回目の巡回展「木梨憲武展 Timing ―瞬間の光りー」を全国20カ所で開いた。また、2015(平成27)年にはアメリカ・ニューヨークで、2018(平成30)年にはイギリス・ロンドンでも個展を行った。

 3回目の巡回展となる今回は、今年7月~8月に大阪市で、9月~10月に石川県金沢市で開催し、佐賀での開催は3カ所目で、木梨さんの個展は初開催。2027年まで合計13カ所での開催を予定する。

 展示は、全ての会場で木梨さんが自ら展示方法を決め、会場をアレンジ。代表作で「手」をモチーフにした「REACH OUT」シリーズや色鮮やかな花を描いた「Flower」シリーズ、「Mt.FUJI」など旅先の思い出を描いた「旅」シリーズ、「妖精(フェアリー)」などのさまざまな生き物を描いた「FRIENDS」シリーズ、行ってみたい街や住んでみたい家を平面や立体で表現した「OUCHI」シリーズ、AIの技術を駆使して生み出された作品「AI戻し」シリーズ、作品に触れることができる「TOUCH」シリーズの7つのシリーズ(エリア)で、これまでに制作・各地で展示した作品に加え、今回の佐賀が初展示となる作品とあわせ、約250点を展示する。滋賀県の福祉施設「やまなみ工房」に通う障害者のアート作品とのコラボやタレントの若槻千夏さんとのコラボ作品もあり、若槻さんと作品解説しながら楽しくトークする音声ガイドのスマートフォンアプリ(700円)も用意する。

 物販コーナーでは、作品に登場する「イチリンザシファミリー」のピンバッジ(1,100円)、「Mt.Fuji」をモチーフにしたペナントキーホルダー(1,210円)、「REACH OUT」の作品をデザインに取り入れたビーチサンダル(2,750円)、同展ポスターデザインのバスタオル(4,180円)などの同展オリジナルグッズも販売する。

 サガテレビ事業企画部の山口稜さんは「佐賀を初めて訪れたという木梨さん本人と妻の安田成美さんが開催前に会場に入り、細かく展示方法を調整されているので、佐賀だけの展示順や工夫も楽しめ、展示に合わせて木梨さん直筆のコメントも見ることができる。作品を写真撮影してもらうのはもちろん、若槻千夏さんとトークする音声ガイドを活用してもらい、何度も楽しんでほしい」と呼びかける。

 開館時間は9時30分~18時(最終入場は17時30分)。月曜(月曜が祝日の場合は翌日)、12月30日~来年1月1日休館。入場料は、一般=1,500円、中高生=800円、小学生以下無料。来年2月8日まで。

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