JR九州が12月12日、2026年3月14日に行うダイヤ改正の概要の発表し、佐賀駅に停車する特急「リレーかもめ」「みどり」「かささぎ」の変更を明らかにした。
現在、小倉駅・博多駅~肥前鹿島駅間で上下合わせて8往復・16本運行し、うち2本は博多駅方面から佐賀駅まで運行する特急「かささぎ」のうち、肥前鹿島発着の2往復・4本を減便。一方、長崎本線から武雄温泉駅方面に至る佐世保線では、特急列車の混雑緩和を図るため、特急「リレーかもめ」「みどり」を合計2往復・4本増発するほか、夕方の通勤時間帯の「リレーかもめ」の車両を増やす。
ダイヤ改正前後の特急列車の本数は、博多駅~佐賀駅間の41.5往復・83本、佐賀駅~江北駅間の40.5往復・81本は変更なく、長崎本線の江北駅~肥前鹿島駅間の7往復・14本が5往復10本に減便、佐世保線の江北駅~武雄温泉間は33.5往復・67本から35.5往復・71本に増便となる。
長崎本線の江北駅~肥前鹿島駅・肥前浜駅間では、「かささぎ」の運行を取りやめる時間帯を中心に普通列車の増発や延長運転を行い、合わせて、一部の特急列車を江北駅に新規停車し、乗り換え対応を行う。ダイヤ改正前後の同区間の普通列車の本数は、江北駅~肥前鹿島駅間の21往復・42本が22往復・44本に、肥前鹿島駅~肥前浜駅間の16.5往復・33本が18往復・36本にそれぞれ増便となる。