ANAホールディングス(東京都港区)と同社子会社のANAあきんど(東京都中央区)が現在、佐賀県神埼市や有田町などを対象地域とした「二地域居住モニタープログラム」の提供を始めた。
ANA「二地域居住モニタープログラム」を実施する佐賀県有田町
「二地域居住モニタープログラム」は、本来の居住地と別の地域に拠点を持つ暮らし「二地域居住」を希望・検討している人に、実際に地域に滞在してもらい、その暮らしやすさや地域との関わりを体験・検証してもらう取り組み。ANAグループと佐賀県、鳥取県、高知県の合計9市町村とで10月に「ANA二地域居住等推進コンソーシアム」を設立し、ポータルサイト「ANAの二地域居住 BLUE SKY LIFE」を開設。現在、各地域が提供するモニタープログラムの参加募集を行っている。
神埼市では、神埼市立脊振小学校で1日(または2日間)授業を体験できる「山村留学プラン」(2026年1月28日~1月30日、募集人数=2家族まで6人程度)と、旧長崎街道の空き家を活用したまちづくりに関わる「長崎街道プラン」(2026年1月16日~18日、1月23日~25日、1月30日~2月1日、2月6日~8日、2月13日~15日、2月20日~22日、2月27日~3月1日のいずれか、募集人数=4人)を募集。それぞれに参加費用がかかるが、東京羽田空港から佐賀空港への移動にANA便を片道1万4,000円で利用できる。
有田町では、「地域みらい留学制度」を利用して、有田工業高等学校への進学を検討している人向けのプログラム(2026年2月22日まで、募集人数=10人)を募集。同じく、東京羽田空港から佐賀空港への移動にANA便を片道1万4,000円で利用できる。
募集期間は2026年2月末まで(それぞれ募集定員に達し次第、募集を終了する)。