
日本酒と和食店「IK Japan Craft(アイケイ・ジャパン・クラフト)」(佐賀市愛敬町、TEL 050-8888-4886)が9月1日、愛敬通りにオープンした。
和食店「IK Japan Craft」で、ワイングラスで日本酒の乾杯をする様子
ワインと肉バルの店「IKバル」、中華とフルーツワインの店「IK中華」、ピザ・パスタとワインの店「IKイタリア」を運営する「IKグループ」の4店舗目で、伊東活さんの独立店舗としてオープンした。
伊東さんは大学時代に佐賀の日本酒の魅力に触れ、日本酒「万齢」を製造する「小松酒造」(唐津市相知町)でアルバイト。大学4年の時に出場した「全国きき酒選手権大会」の大学対抗の部で3位に入賞した。その後、IKグループにアルバイトとして加わり、2024年4月から社員に。グループ代表で料理人を務める葛西英雄さんの元で飲食店経営を学んだ。
伊東さんが日本酒と和食の店を開くことになったきっかけは、伊東さんが日本酒に関わる多くの経験をする一方、酒の嗜好(しこう)の変化で日本酒を楽しんでいる人が多くないことを感じたことから。「日本酒の楽しさをもっと知ってほしい」と自身の店を開くことを決め、SNSやマーケティング担当に福岡の食品メーカーでファンマーケティングの経験を積んだ蒲原勇太さんが加わった。
席数は50席。「日本酒を楽しく」をコンセプトに、伊東さんと同世代の20~30代に「日本酒をおしゃれに楽しんでほしい」と、ワイングラスで日本酒を提供。日本酒を使ったカクテルやスパークリング、クラフトジンや生ビール、ワインなどのアルコールも用意するほか、ノンアルコールの日本酒サングリアなども提供する。料理は、「塩刺し身盛り合わせ」などの一品料理、揚げ物や炭焼きなど和食を中心に提供。土鍋ご飯は自家製米したご飯を使う。
伊東さんは「オープン直後から、IKグループの常連客をはじめ、『インスタを見た』という学生など若いお客さまなどで週末を中心に多くの来店がある。会社の懇親会など40~50人規模の貸し切り利用もある。今後、日本酒に関する知識・経験を生かし、酒蔵限定酒の取り扱いやイベント、インスタグラムやnoteを活用した情報発信を通じて、日本酒の楽しさを広げていきたい」と意気込む。
営業時間は18時~24時。木曜定休。