竹下製菓（小城市小城町池の上）が9月1日、子会社の清水屋食品（岡山市中区）が製造する生クリームパンの新商品「竹下のブラックモンブラン生クリームパン」を発売した。

「竹下のブラックモンブラン生クリームパン」に断面

　竹下製菓は、1969（昭和44）年から九州を中心に展開するロングセラー商品となっているアイス「ブラックモンブラン」への依存解消を目指し、2020年に埼玉県で主にアイスのOEM製造を手がける「スカイフーズ」（埼玉県幸手市）を、2022年に「清水屋食品」を、それぞれ子会社化。それぞれの会社と生産の多角化や新商品開発を進めている。

　今回発売した「竹下のブラックモンブラン生クリームパン」は、バニラアイスのようなバニラクリームが入った生クリームパンをチョコでコーティングし、クランチをトッピング。ブラックモンブランの見た目のように仕上げた生クリームパンで、流通・保管段階では冷凍、店頭に並ぶ際に解凍し、冷蔵（チルド）で販売する「フローズンチルド」食品。2023年11月に冷凍の「ブラックモンブラン生クリームパン」を発売したが、生クリームを冷蔵で味わってほしいとフローズンチルドの商品を開発した。

　企画・マーケティング室長の松野清美さんは「フローズンチルドの『ブラックモンブラン生クリームパン』は、スーパーなどでの取扱場所も変わるため、販売店などからも要望があった。竹下製菓と清水屋食品のいいところを組み合わせた新商品。通年での販売を予定しているので、ぜひ手にしてほしい」と呼びかける。

　価格は281円。全国のコンビニ、スーパーマーケットなどで販売する。