
佐賀大学の学生2人が運営するキッチンカー「Hey Hey Kitchen(ヘイヘイキッチン)」が佐賀市を拠点に営業を始めて、9月1日で3カ月がたった。
佐賀大学本庄キャンパス内でのキッチンカー「Hey Hey Kitchen」の営業の様子
キッチンカーを運営するのは、神埼市出身で佐賀大学芸術地域デザイン学部3年の本間遼平さんと長崎県大村市出身で同大理工学部3年の野口魁士(かいじ)さん。2人は、「誰かのやりたいをかなえる」をテーマに活動する同大の学生団体「TSUDOIBA(ツドイバ)」に所属し、佐賀中心街・白山商店街でウオーターサバゲー(水鉄砲)を使ったイベントを主催するなど、さまざまな活動に参加。地元のコミュニティーFM「えびすFM」で月1回放送する同団体の企画会議番組「放課後のつどい」の放送の中で、「コーヒーを出したい」という発想からさまざまなアイデアが出た結果、2人で軽トラックを改造したキッチンカーを運営することを決め、今年2月から2カ月半かけて製作。6月1日から、授業などの合間に月数回の営業を始めた。
ラインアップは、「コーヒー」(400円)や「カフェオレ」(500円)、「キャラメルオレ」(550円)などのドリンクに加え、本間さんの実家の養鶏場「本間農園」(神埼市)の卵を使った「たまごサンド」(300円)などのフードも用意する。
野口さんは「アルバイトとは違い、商品開発から販売まで、自分たちで決めて行えることが、いい経験になっているし、早速リピートしてくれるお客さまもいる。キッチンカー製作の時も多くの友人が手伝いに来てくれたり、アクリル板など一部の材料を提供してくれる会社もあったりして、深いつながりにもなった」と振り返る。
本間さんは「私たちのキッチンカーがイベントなど出店場所の呼び水となるような心地良い空間を作りたい。今後、大学の学生団体とコラボしながら、自分たちでイベントも企画してみたい」と意欲を見せる。
営業日はインスタグラムで知らせる。