
佐賀大和インターチェンジ近くの嘉瀬川・川上峡で8月9日に行われる「川上峡花火大会」に合わせて行われる「川上峡手筒花火」の有料席が現在、販売されている。
川上峡花火大会は、大和町観光事業実行委員会が主催し、毎年8月上旬に開催する花火大会で、約2000発の花火を打ち上げる。花火大会を盛り上げようと、地元・大和町の会社経営者などの有志が2018(平成30)年に手筒花火の団体「肥前大和手筒組」を結成。川上峡花火大会に合わせて、「五穀豊穣」「子孫繁栄」「家内安全」「除災招福」「天下泰平」を願い、與止日女神社(よどひめじんじゃ)に奉納する西日本で随一の手筒花火を披露し、今年で6回目の開催となる。
川上峡手筒花火は、嘉瀬川に架かる官人橋の下に浮かべた足場の上で花火を上げるため、観客がゆっくり観覧できる場所が少なく、「遠くからしか見られない」という声があったことから、昨年、初の試みとして川沿いの土手の上に、手筒花火を正面から観覧できる有料席を設置。好評だったことと、これまで、カメラの三脚の据え置きや人が長時間花火待ちをする場所取りによるトラブルが多く発生したことから、今年から川沿いでの場所取りを一切禁止する代わりに席数を増やすことで対応することにしたという。
有料席は、1.5メートル×1.5メートルの区画に3人まで入場可能で、カメラの三脚事前設置可能な「Aタイプ」(3万円)、パイプ椅子1席を用意し、手持ちカメラでの撮影が可能な「Bタイプ」(1万円)の2種類。いずれの席も成人のみ利用可能。
有料席を販売する大和町観光事業実行委員会の担当者は「今年の川上峡花火大会も昨年同等、もしくはそれ以上の観客数が予想されるので、観覧のための場所取りが必要なく、手筒花火の打ち上げ場所から一切さえぎるものがない有料席を利用してほしい」と呼びかける。
開催時間は20時~20時40分(有料席は19時開場)。雨天時は翌10日に延期。