「定食屋こうき」（小城市小城町、TEL 0952-72-8462）が小城市まちなか市民交流プラザ「ゆめぷらっと小城」1階にオープンして、6月3日で3カ月がたった。

「定食屋こうき」で提供する「ハンバーグ定食」

　多久市と小城市で「麺工房こうき」を経営する早田光希さんが3月3日に開いた定食店。早田さんは九州造形短期大学デザイン科クラフトデザインコース卒業後、陶芸の道に進んだ。「自分の作った器で料理を提供したい」と思ったことがきっかけで、香川県にあるうどん学校で学んだ後、先輩の店を手伝うなどしていたところ、多久市物産館朋来庵の建物の飲食物件に出合い、「世話になった地域に恩返ししたい」と2014（平成26）年に「麺工房こうき」を出店。2018（平成30）年には小城市・国道203号線沿いに「小城店」を開いた。

　「ゆめぷらっと小城」に定食店を開くことになったきっかけは、同施設のエントランスでのキッチンカーでの営業を提案に訪れたことから。1階の飲食物件が空いていたことから逆に出店の提案を受け、「地元・小城に貢献したい」と定食店の出店を決めた。席数は26席。

　メニューは、「しょうが焼き定食」「チキン南蛮定食」「唐揚げ定食」（以上950円）などの定食9種類のほか、カレー7種類、丼5種類、うどん5種類を提供。一品料理も用意するほか、夕方以降は、ドリンク3杯とおつまみ2品をセットにした「せんべろ」（平日のみ1,000円）も提供する。

　早田さんは「小城の中心街に出店するチャンスがあれば、と思っていたところに店を出す機会をもらった。多久と小城のうどん店も共にそれぞれの地域に助けてもらいながら、少しずつ軌道に乗せてきた。ゆめぷらっと小城の店は『気軽に来られる大衆食堂』をコンセプトに、地域の仲間に相談しながら店を育てていきたい」と話す。

　営業時間は、11時30分～14時30分、17時～20時（以上、ラストオーダー）。火曜定休。