
ベーカリー店「me time bread(ミー・タイム・ブレッド)」(佐賀市高木町)が5月23日、県道30号・佐賀川副線沿いにオープンした。
江北町出身の小川千裕さんと夫の弘喜さんが、これまで住まいを構えた東京都内から移住し、開いた同店。千裕さんは着付け師をしていたが、コロナ禍で安定して続けることが難しくなり、「佐賀に戻り、違うことをやってみたい」と思うようになったという。食巡りが好きだったという千裕さんは、弘喜さんと佐賀でベーカリー店の開業を目標に据え、2人は2020年6月から都内の複数のパン店で修業を積んだ。昨年12月に今回出店した物件を契約し、今年3月に佐賀に移住。改装など開業準備を経て店を開いた。
ラインアップは、クロワッサン生地をベースにしたパンをメインに、クロワッサン、デニッシュ、ニューヨークロール、シナモンロールなど毎日24種類を用意。焼き菓子も販売する。
千裕さんは「佐賀に戻ってきたとはいえ、地元の人とのつながりが少なく、不安な中でオープンしたが、ありがたいことに連日、多くの来店があり、早めに販売を終了する日が続いている。味はもちろん、見た目も華やかで日常が楽しくなるようなパンを通じて、仕事を頑張った時などのご褒美に、そして癒やしになればと思い、店名に『自分時間のパン』の意味を込めた。今後、スタッフを確保し、生産体制を整え、より多くの人に当店のパンを楽しんでもらい、佐賀で長く愛される店にしていきたい」と意気込む。
営業時間は10時~16時(売り切れ次第終了)。火曜~木曜定休。