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佐賀駅前に「マグコーヒー」 夫婦で選んだスペシャルティコーヒー提供

(右から)「MAG COFFEE」店主の小塩葵さんと夫の博一さん

(右から)「MAG COFFEE」店主の小塩葵さんと夫の博一さん

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コーヒー店「MAG COFFEE(マグコーヒー)」(佐賀市駅南本町5)が、10月29日にオープンした。

「その時々で変わるラインアップを楽しんでほしい」と用意された、「MAG COFFEE」店内のコーヒーの試飲コーナー

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 佐賀市出身のバリスタ・小塩葵さんと夫の博一さんが開いた同店。開店したきっかけは4年前、博一さんの転勤で山口県下関市に移住した葵さんが勤め先に選んだコーヒーショップだったことから。「もともとブラックコーヒーの苦みがどうしても苦手だったが、勤め先で初めてスペシャルティコーヒーを飲み、私でも飲めるコーヒーがあるのに驚いた」と葵さん。働く中でコーヒーをいれる楽しさや、客とコーヒーを通じて会話する喜びを感じ、いつか自分の店を持ちたいと考えるようになったという。

博一さんと開業を決めたのは昨年。佐賀へのUターン後は、県内で開催されるマルシェイベントなどに出店しながら、開店準備を進めた。席数は10席。

 看板メニューは5種類の豆をセレクトして提供するドリップコーヒー(550円~)。コーヒー豆は十数種類のスペシャルティコーヒーから毎回、夫婦で選んでおり、店内で試飲もできる。葵さんは「さまざまな種類のコーヒーを味わってほしいので、コーヒー豆がなくなる度に、前回と違う味わいのものが出るよう選んでいる。『コーヒーは苦いもの』という思い込みを崩すために、フルーティーで苦みが少ないものを選んだり、実際に試飲できるようにしたりと工夫している」と話す。コーヒーのおいしさが引き立つよう、「味付けにこだわった」という自家製プリン(450円)やホットドッグ(1,000円)なども提供する。

 葵さんは「駅前エリアで働く人たちが出勤前に立ち寄ってもらったり、近所に住む小学生が帰り道に声をかけてくれたりと、さまざまな人に温かく受け入れられているのを感じる。駅前の道を通る誰もがフランクに入って、コーヒーや会話を楽しめる場所にしていくのが今後の夢。当店が、コーヒーを楽しみながらリラックスできる、学校や職場でも自宅でもない、第三の居場所になれれば」と意気込む。

 営業時間は、月曜~水曜=7時30分~18時、金曜・土曜=8時30分~21時、日曜・祝日=8時30分~18時。木曜定休。

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