人気ロールプレーイングゲーム「サガ」シリーズと連携したイベント「ロマンシング佐賀」のラッピング列車が走るジオラマが5月28日、佐賀空港1階・国内線カウンターに設置された。
「ロマンシング佐賀」デザインの佐賀駅駅名標と「ロマ佐賀列車」
ゲームの「サガ」と県名の「佐賀」の響きが同じことから、「サガ」シリーズの世界と佐賀県の地域資源をコラボさせて発信していこうと、佐賀県とスクウェア・エニックス(東京都新宿区)が主催し、2014(平成26)年3月に始まったイベントで、今年で10周年を迎えた。これまで、東京や佐賀でのイベント開催、オリジナルの下水道マンホールや有田焼陶板のモニュメントの設置、温泉地とのコラボ企画「SaGa風呂」やJR唐津線でのラッピング列車、県内バス路線バスのラッピングなど、毎年新たな企画を展開してきた。5月23日に今年のプロジェクトを発表。8月には10年ぶりに東京でイベントを開催するほか、11月30日から来年1月19日まで、佐賀県立博物館(佐賀市城内1)で「10周年企画展」を開催する。
今回、佐賀空港に設置されたジオラマは、「ロマンシング佐賀」のラッピングが施されたJR九州の気動車「キハ125形」「キハ47形」の鉄道模型各1編成ずつと、同列車が実際に走る唐津線や筑肥線の沿線風景をイメージし、唐津城や小城駅、SAGAアリーナなども配置したもの。昨年12月から今年3月24日までJR唐津駅改札口横に展示されていたものを、コラボ10周年のプロジェクト発表に合わせて移設した。「ロマンシング佐賀」のラッピングが施された実際の「ロマ佐賀列車」は、JR唐津線・筑肥線(山本駅~伊万里駅間)を走る全16車両それぞれに、「サガ」シリーズのキャラクターと佐賀県内名所や名産を組み合わせたデザインが描かれており、2022年10月から運行を続けている。