電気設備工事を手がける「シグマ」(佐賀市鍋島町八戸)が5月10日、スマートホームの提案・設定などを行う「シグなる」のショールームをオープンした。
1967(昭和42)年創業の同社は、佐賀県内自治体のほか、九州や関東の事業所や工場の電気や空調などの設備工事、太陽光発電など新エネルギーの提案を手がけている。IoTやAIなどの技術を活用し、家電などをネットワークで接続する「スマートホーム」が普及しつつある中、「何を選べばいいか」「どのように設置・設定するのか」のニーズの高まりを受け、2020年10月に「スマート化推進事業部」を立ち上げ、スマートホーム機器の販売から設置、設定代行まで対応しているという。
今回開いたショールームは、スマートホームに対応した照明やカーテン、テレビなどを用意。住宅新築などに併せて導入を検討する客に、スマートスピーカーを使った操作やスマートロックを体験してもらい、機器の採用可否や仕様選定の場に活用する。
同事業部の坪上航大さんは「スマートホーム先進国のアメリカでは、スマートホーム機器の設置・設定を専門で行う事業者が多いが、日本ではまだまだ少なく普及が進んでいない。気軽にスマートホームを体験してもらい、利用イメージを含めて認知してもらう場にしていきたい」と意気込む。「家を建てる時、水回りの仕様を決める時にショールームに行く人が多いのと同じように、スマートホーム導入する時に当社のショールームで体験してもらえるよう、工務店との連携も強めていきたい」とも。
営業時間は8時~17時。要事前予約。