佐賀県神埼市出身のタレント・江頭2:50さんのユーチューブチャンネル「エガちゃんねる」が11月20日に更新され、「2023佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」に出場した時の様子の動画「江頭、35年越しの夢を叶えた日。」を配信した。動画を見た人からコメント欄やSNSで、江頭さんの参加をたたえるコメントや「気球を飛ばすことの難しさを知った」などのコメントが寄せられている。
「35年間バルーンフェスタに呼ばれなかった男です」と叫ぶ江頭2:50さん(「エガちゃんねる」より)
今年の佐賀バルーンフェスタは11月1日~5日に開催され、4年ぶりとなる海外からの25機を含む合計125機の熱気球が参加し、5日間で90万7000人が来場した。
2020年2月開設の「エガちゃんねる」の現在のチャンネル登録者数は405万人(11月21日現在)。「ユーチューブでやりたいこと全部やってやる! 面白いこと全部やってやる!」をコンセプトに、さまざまなことに挑戦している。佐賀バルーンフェスタには、同チャンネルの「佐賀県人会」で配信した番組の中で「エガちゃんねるで出場したい」と盛り上がったことから、大会を主催する佐賀バルーンフェスタ組織委員会に出場について問い合わせ、その方法を探った結果、「フェスタ部門」にエントリーするパイロット・熊本県の龍野幸敏さんが搭乗する気球を「エガちゃんねる」仕様に仕立て、龍野さんの下で「エガちゃんねるチーム」が参加することで、番組でのアイデアを実現させた。
「エガちゃんねるチーム」は11月4日・5日に参加し、両日朝のフライトと、5日午後の「キー・グラブ・レース」と夜間係留「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」に参加。両日朝のフライトでは、パイロットが目的地を宣言してフライトする競技「パイロット・デクレアド・ゴール」で気球が最も近づいた地点で「マーカー」(=おもり)を投下する役を担った。「キー・グラブ・レース」では気象状況を見極めながら、チームで協力し合いながらキーを目指し、フライトに挑戦した。
今回の様子を48分の動画にまとめ、20日に公開。21日21時現在、約90万2000回再生された。コメント欄には、デビューして35年間の夢だったという「バルーンフェスタに呼んでもらう」ことを自費参加でかなえた江頭さんを讃えるコメントが多く寄せられた。SNSでは「佐賀県民だが、バルーンの操縦があんなに難しいと知らなかった」「バルーンが競技だということが分かった」「バルーンを飛ばすことの難しさなど、バルーンフェスタの魅力が伝わってきた」など、気球のことを、より知ることができたという投稿も多く見られた。
佐賀バルーンフェスタ組織委員会の広報担当者は「彼らにとって未知の世界であるバルーンにただ乗るだけでなく、競技に参加するためのディレクターさんとの事前打ち合わせは数えきれないほどだった。それだけに動画を見てバルーンのことを深く知ることができた人が多かったのは良かった。当日も来場者や大会参加者の多くを楽しませてもらったので、また参加することを楽しみにしている」と話す。