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佐賀駅北の「ロールプレイングコーヒー」が3周年 コロナ禍で工夫凝らす

(手前右から)「ROLE PLAYING COFFEE」店主の武藤勇樹さん、店長の貞松健太さん

(手前右から)「ROLE PLAYING COFFEE」店主の武藤勇樹さん、店長の貞松健太さん

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 佐賀駅バスセンター北側のスペシャルティコーヒー店「ROLE PLAYING COFFEE(ロールプレイングコーヒー)」(佐賀市駅前中央1)がオープンして1月25日で3周年を迎えた。

「ロールプレイングコーヒー」と焼き菓子店「Uand 佐賀駅前店」

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 「スペシャルティコーヒーを佐賀に広めたい」と、武藤勇樹さんが2020年1月に開いた同店。武藤さんは「スペシャリティコーヒーを通じてコーヒーの概念が変わった。コーヒーで佐賀のまちが盛り上がればと思い、店を開いた」と振り返る。

 しかし、オープン直後からのコロナ禍で店舗運営に大きな影響を受け、耐えながらも「何かしないと」と考え、2021年4月、焼き菓子店「Uand(ユーアンド)」を水ケ江に開いた。2年目に焙煎(ばいせん)機を導入し、コーヒー店での経験がある貞松健太さんが店長に就いた。引き続き、厳しい営業が続く中、「商品の質を高めることに集中する」という。日本スペシャルティコーヒー協会が主催する見本市「SCAJ」に一般客として参加し、全国レベルの高さを感じたことから、トップバリスタ・深山晋作さんが経営する「Barista Map Coffee Roasters(バリスタマップ コーヒーロースターズ)」(大阪市中央区)を訪ねて指導を受け始め、昨年秋の「SCAJ」で初出店した。

 同店では現在、ホンジュラスやエチオピア、ニカラグアなどの産地のコーヒーをカップ(600円~)で提供。コーヒー豆(150グラム1,500円~)に加え、ドリップバッグ(250円)も用意。ホットサンド(燻製ベーコンとチーズ、燻製ウインナーとチーズ、燻製チーズと納豆、以上700円)も提供する。

 貞松さんは「コーヒーが透明で液体がきれいである『クリーンカップ』を追求するため、数値管理した上で微調整も重ねて提供している。これからもコーヒー好きが集まってもらえるよう、日々の調整を続けていきたい」と話す。

 武藤さんは「4年目となる今年は、佐賀駅南口に続き西口がリニューアルし、SAGAアリーナがオープンするなどで周年が盛り上がる。ここまで磨き上げた商品でお客さまを迎えたい」と話す。

 営業時間は10時~19時。火曜・水曜定休。

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