窯元「そら窯」(小城市三日月町織島)が開催する「そらMarket(マーケット)」が6月、1周年を迎えた。
「そら窯」は、秋吉めぐみさんが昨年4月に開いた窯で、陶土「有田からつ」を使った唐津焼に近い陶器の製作や陶芸体験を行っている。秋吉さんの父親が以前経営していた自動車整備工場の建物を店舗にしており、その敷地を生かし、気軽に立ち寄れる場所を目指したマルシェイベント「そらMarket」を昨年6月22日に始めた。
マーケットはこれまで計12回開催してきた。秋吉さんによと、毎回平均7~8店、多い時には14店、延べ109店が出店したという。現在、木曜にコロッケ専門店「ルパン」のキッチンカーが定期出店するほか、マーケット以外でもさまざまな店が出店するようになったという。
秋吉さんは「マーケットを続ける中で、近所の人にも来てもらえるようになったほか、小さなマーケットにも関わらず、さまざまな店の出店で遠方からの来場もあった。新型コロナの影響の中でもたくさんの笑顔を見ることができ、感謝している。イベント開催日以外の出店も増えたことから、今後のマーケットは年2回程度の開催で考えている。これからも出店者やお客さんが気軽に集まれる場所づくりを続けたい」と話す。