西九州新幹線の武雄温泉駅・長崎駅間の開業に合わせ9月23日、JR九州(福岡市博多区)が実施するダイヤ改正に伴い、JR佐賀駅を発着する特急列車の運行体系が大きく変わる。
9月23日のダイヤ改正を前に、博多駅~佐賀駅~長崎駅間の運行を終了する特急「36ぷらす3」
6月10日に発表した改正の概要によると、博多駅・長崎駅間を肥前鹿島駅経由で運行していた特急「かもめ」は愛称を西九州新幹線に譲り、博多駅・武雄温泉駅間に「リレーかもめ」を34本運行する。武雄温泉駅で西九州新幹線「かもめ」に接続する。
博多駅・肥前鹿島駅間には、新たに特急「かささぎ」を設定し、17本運行。うち3本は博多駅・佐賀駅間のみ運行する。博多駅・佐世保駅間を運行する「みどり」、博多駅・ハウステンボス駅間を運行する「ハウステンボス」は、ダイヤ改正前の運行本数を維持するが、改正では「みどり」22本のうち10本が西九州新幹線「かもめ」と接続する「リレーかもめ」の役割も担って運行する。また、「リレーかもめ」「みどり」の号数はこれまでそれぞれ付けられていたが、改正では通し号数となる。
下り特急のうち、佐賀駅に8時台に発着する「リレーかもめ」「かささぎ」の2本は門司港駅始発とし、0時5分に到着する最終の「かささぎ」は小倉駅始発とする。上り特急のうち、佐賀駅7時37分発「かささぎ」を吉塚駅まで、23時3分発「リレーかもめ」を門司港駅まで、それぞれ延長運行する。