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佐賀大近くの定食店「宇良辺」が後継者募集 店主の持病悪化「早く病院に行きたい」

学生向け定食店「宇良辺」店主の實岡庄平さん

学生向け定食店「宇良辺」店主の實岡庄平さん

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 佐賀大学近くの学生向け定食店「宇良辺」(佐賀市鬼丸町、TEL 0952-25-1800)が現在、後継者を募集している。

学生向けの定食店「宇良辺」の「カウンターの箱に自分でお金を入れお釣りを取る」というセルフ方式による会計

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 佐賀大学正門前に48年前、定食屋「さち」という店名でオープンした同店。大学周辺の道路拡張工事に伴い、13年前に現在の場所に移転し店名を「宇良辺」に改めた。2018(平成30)年9月、前店主から店を引き継いだ實岡庄平さんが現在、店主として店を切り盛りする。「とり唐揚げ定食」などボリュームのあるメニューで知られ、注文したメニューの受け取りと食事後の下げ膳のほか、支払いも「カウンターの箱に自分でお金を入れお釣りを取る」というセルフ方式を続ける。

 3年3カ月間の営業で後継者を募集するのは、實岡さんの持病で腰椎椎間板ヘルニアヘルニアが悪化したことから。新型コロナウイルス感染症の第5波が落ち着いた昨年10月以降、店への客足が戻る一方で、募集しても新たな店舗スタッフが確保できず、胸椎椎間板もヘルニアになるなど病状が悪化した。療養に専念しようと、店を引き継いでもらえる人の募集を決めた。

 募集の告知を昨年12月22日、同店ツイッターで始めたところ、5人から問い合わせがあり、そば店やイタリアンなどの店舗として経営したいという話はあったものの、現時点で後継者は決まっていないという。

 實岡さんは「人不足でなかなか病院に行く時間が確保できず、放っておくと体を動かすことができなくなるので、できるだけ早く後継者に引き継ぎ、病院に行きたい」と話す。

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