「嬉乃すし」(佐賀市若宮1、TEL 0120-30-1469)が12月17日、「わらすぼエキス入り万能出汁(だし)」の販売を始めた。
JR佐賀駅南口にも設置した「嬉乃すし」の「わらすぼエキス入り万能出汁」自動販売機
1974(昭和49)年創業の老舗すし店。記念日などお祝いの食事や結納、接待などで幅広く利用されているが、新型コロナウイルスの影響を大きく受けたことをきっかけに、2019年から3代目店主を務める高田治幸さんが中心となり新商品開発を決意した。同店で提供する料理で使っているだしに、有明海の珍魚といわれるワラスボを合わせた新たなだしを土産や贈答用に商品化。「丸秀醤油(しょうゆ)」(高木瀬西6)がだし作りと瓶詰め、パッケージメーカーの「サガシキ」(同)がデザインを担当した。同店駐車場とJR佐賀駅南口に新たに設置した自動販売機と通販で販売する。
高田治幸さんは「佐賀の食材を使った商品を県内の企業だけで作るという思いが実現できた。開発には食材の割合や配合を試行錯誤した。県の助成金も活用し、佐賀駅にも自動販売機の設置ができた。鍋や吸い物、雑煮などさまざまな料理に合う万能だしを多くの方に楽しんでもらいたい」と話す。
価格は150ミリリットル入り=990円(通販は化粧箱入りで1,200円)。