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佐賀の食品ベンチャーが「あの日の佐賀らーめん」 長く親しまれた味を再現

2月25日に行われた「あの日の佐賀らーめん」商品発表会の様子

2月25日に行われた「あの日の佐賀らーめん」商品発表会の様子

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 冷凍食品の卸販売プラットフォームを提供するベンチャー企業「FoodStock(フードストック)」(佐賀市駅前中央1)が2月25日、長く親しまれてきた味を後世に残していくという同社のプロジェクト「銘店の味アーカイブ」の第1弾商品「あの日の佐賀らーめん」の予約販売を始めた。

「あの日の佐賀らーめん」

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 2022年12月にサービスを始めたフードストックは、全国の食品メーカーや飲食店が企画した冷凍食品を卸販売するプラットフォームで、現在、500点以上を扱う。同事業を通じて、特に地方の飲食店の後継者不足による閉店の影響で長年親しまれた味が失われる可能性あることを感じた同社は、地元・佐賀の思い出の味や長年親しまれた店の味を残そうと「銘店の味アーカイブ」を企画。第1弾商品として、佐賀市内で「佐賀ラーメン」を提供する時吉学さんの協力を仰ぎ、かつて食べた味を再現したという「あの日の佐賀らーめん」を商品化した。

 商品は、そのままの味を楽しめるというストレートスープ300グラムをレトルトパウチに封入。レトルトパウチごと温め、半生麺90グラムを合わせるだけで味わえるようにしたほか、常温保存で配送コストを抑えられるようにしたという。3食入り(2,000円、送料込み)を200セット用意したが、販売初日に予定数に達したことから、現在、600セットに増やし、予約を受け付けている。

 フードストック事業部の原純一郎さんは「古くからの味を残したいという思いで『あの日の佐賀らーめん』を作ったが、予想以上の反響で多くの予約を頂いた。今後、ネットだけではなく、市内でも購入できるよう体制を整えるほか、新たな商品のリリースに向け準備も進めていきたい」と話す。

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