佐賀空港1階に1月22日、第一興商(東京都品川区)の少人数向けカラオケシステム「COCOKARA(ココカラ)」が設置された。
第一興商の少人数向けカラオケシステム「COCOKARA」のブース内
ココカラは商業施設や公共施設などに設置可能なブースタイプのカラオケシステムで、2019年発売。施設内の遊休スペースの有効活用や来店促進の一環として設置提案を進めており、現在、アミューズメント施設や商業施設、コインランドリーなど、全国129施設に約200台が設置されている。中国などアジア圏では空港やショッピングセンターなどでの待ち時間や空き時間にカラオケを歌う人が増えており、同様のシステムの導入台数が増えているという。
佐賀空港に設置することになったきっかけは、昨年9月に東京ビッグサイトで開催された「レジャー&サービス産業展」に出展した同社ブースに佐賀空港ターミナル運営会社「九州佐賀国際空港ビル」の関係者が訪れたことから。新たなサービスを検討していたことから佐賀空港への設置を決めた。国内の空港に設置されるのは佐賀空港が初めてで、佐賀県内への設置も初だという。
佐賀空港に設置されたココカラは、ブースの幅と奥行きが1.5メートル、高さ2.4メートル。ドア面に空港のマスコットキャラクター「むっぴー」をあしらい、「サガノソラ」と名付けた。カラオケ機器は音声認識操作や音声合成、ライブサウンドやデュアルモニター、精密採点AIなどの機能を搭載した「LIVE DAM Ai(ライブダムアイ)」を備える。ブース内には椅子2脚を用意するが最大4人まで同時入室可能で、ヘッドホンで音楽を聴きながら歌うことができる。利用料金は1曲100円。
第一興商エンターテイメント事業本部の門野坂功さんは「搭乗や出迎えの待ち時間に利用してほしい。中国や韓国の曲も充実しているので、国際線を利用する中国人や韓国人の帰国前の最後の小銭利用の機会としても利用してもらえれば」と話す。