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佐賀市役所で環境パネル展 「レジ袋有料化」前に東よか干潟のプラごみ展示も

環境パネル展を紹介する佐賀市環境部環境政策課主事の瀬戸真一郎さん

環境パネル展を紹介する佐賀市環境部環境政策課主事の瀬戸真一郎さん

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 「レジ袋有料化」「海洋プラごみ」をテーマにした環境パネル展が現在、佐賀市役所1階市民ホールで開催されている。主催は佐賀市環境部環境政策課。

佐賀市職員が所有するエコバッグの展示

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 「環境月間」である6月の取り組みの一環として、7月1日から全国でプラスチック製買い物袋の有料化が始まる前に「海洋プラスチック問題」について市民に改めて知ってもらおうと企画した。同課主事の瀬戸真一郎さんは「日本は世界的にもプラスチックをよく使う国で、1人当たりのプラスチック容器包装を捨てる量が世界第2位。多くがリサイクルされずに捨てられているという現状を市民にも身近な有明海東よか干潟のことも紹介し、私たちに何ができるかを考えるきっかけになればと企画した」と話す。

 パネル展では、「海洋プラスチック問題」についてと世界や日本の取り組み、東よか干潟に漂着した実際のごみの展示などを行う。市民にマイバッグ使用を呼び掛けるために市職員が実際に所有するマイバッグを展示し、使い勝手などの感想を紹介するコーナーも設けた。展示初日で「環境の日」の6月5日には、佐賀市環境保健推進協議会ごみ対策部会と市環境部職員が来庁者にエコバッグを合計300袋配布する「マイバッグキャンペーン」も実施した。

 瀬戸さんは「海洋プラスチックごみの大半は、陸上で捨てられたものがほとんど。レジ袋有料化だけがクローズアップされがちだが、改めて『海洋プラスチック問題』のことを知り、正しく捨て、リサイクルに回し、そしてできるだけエコバッグやマイボトルを使う、という行動に変わっていくよう呼び掛けていきたい」と話す。

 開催時間は市役所開庁日の8時30分~17時15分。6月25日まで。入場無料。

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