佐賀北警察署前交差点(佐賀市高木瀬町東高木)の道路標示に12月、「ウインカーマーク」が設置された。
佐賀県と佐賀県警察が今年春、県内の交通安全指導員や県外居住者に交通マナーについてのアンケートを取ったところ、佐賀県内のドライバーの交通マナーの中で、ウインカー(合図)を「出さない」「出すのが遅い」という意見が最も多く寄せられたという。
結果を受け、「国土交通省佐賀国道事務所」「佐賀市役所建設部道路整備課」「佐賀県警察本部交通規制課」「佐賀県交通事故防止特別対策室」などで構成し、道路環境の整備面から交通安全対策を図る「佐賀県道路交通環境安全推進連絡会議」で協議を行い、今年の冬の交通安全県民運動の一環として、「ウインカー」マークの路面標示を設置することを決めたという。
設置場所は、佐賀北警察署前交差点に進入し、東西を通る国道34号の上下線と南北を通る市道の上下線。日本損害保険協会によると、2016年の「交通事故多発交差点」の佐賀県ワースト1位、全国ワースト3位となる事故件数という。同交差点の進入車線には道路交通法第53条などに基づき、交差点の約30メートル手前の複数箇所に「ウインカー」の道路表示と、その先頭に気球のデザインの道路標示を設置した。右左折のレーン上は「ウインカー」の方向も意識してもらうために、左右に傾けた「気球」デザインにしたという。注意喚起を図るため、同じ気球のデザインに「早めにウインカー」と書かれた専用の看板も設置した。
道路表示を終えツイッターでは「これ何かと思ってたらバルーンだった」などのコメントが寄せられた。