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佐賀・恵比須神社で「十日恵比須大祭」 商売繁盛と無病息災願う

佐賀恵比須会 第47代恵比須祭典委員

佐賀恵比須会 第47代恵比須祭典委員

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 佐賀市の与賀神社境内の「佐賀恵比須神社」(佐賀市与賀町)で1月9日・10日、「十日恵比須大祭」が行われる。

佐賀恵比須神社

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 1904(明治37)年、当時の佐賀の実業家有志が兵庫県の西宮神社に詣で、恵比須大黒の御神像を頂き、恵比須神像を描き祭ったことを起源とする同神社で毎月10日に例会を開いたことが始まりとされる。1924(大正13)年に境内の東北の方角に当たる「艮(うしとら)」の地に恵比須社の石祠(せきし)を建立し、毎年正月10日の「初えびす祭り」と7月10日の夏の祭典を奉仕するようになったという。1972(昭和47)年1月に大恵比須1人、小恵比須5人で「佐賀恵比須会」を立ち上げて以降、「初えびす祭り」が地元の新年の祭りとして定着するようになった。

 第47代大恵比須を福岡病院(佐賀市開成6)の福岡英信理事長が務める今年の祭りは、9日の「宵えびす」と10日の「本えびす」の2日間、初えびす祈願祭や煙火の打ち上げ、福餅投げ大会などが行われる。

 福岡さんは「伝統ある佐賀の祭りの大役を担い、改めて佐賀の恵比須の歴史やお祭りの意味などについて学ぶ機会を頂いた。医師が大恵比須を務めることが初めてとのことで、商売繁盛や学業成就、家内安全のもとになる『健康第一』も前面に出して役を果たしたい。多くの人に参拝にきていただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は、9日=16時~21時、10日=7時~16時。

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