佐賀県有明海漁業協同組合(佐賀市西与賀町厘外)が3月6日、東京・日比谷公園で開催された「第3回Fish-1グランプリ」の料理コンテストで全国水産卸協会会長賞を受賞した。
「ジャパン・フィッシャーマンズ・フェスティバル」とコラボ開催した同グランプリは2014年から始まり今年で3回目。日本の水産物にスポットを当てた、年に一度の魚の祭典として、全国漁業協同組合連合会が主催している。
「魚を食べる機会が減っているといわれる中で、まだまだ知られていない水産物を知ってほしい」との思いから開く同コンテストでは、全国の漁師が自慢の魚料理を提案。佐賀県有明海漁業協同組合はこの日、「プライドフィッシュ料理」部門に出場した。
同組合の出場は今回が初めて。「佐賀海苔 有明海一番」をふんだんに入れた「海苔スープラーメン」で地区予選を勝ち抜き決勝大会に駒を進めた同コンテストでは、「最高級品といわれる『佐賀海苔』のうまみがスープに溶け込んでいる」との評価を得て入賞を果たした。
同日、佐賀玄海漁業協同組合(唐津市海岸通)も、「CAS凍結剣先イカオイル漬ネギ塩風味」で出場。「国産魚ファストフィッシュ商品」部門でグランプリに輝いた。
佐賀県有明海漁業協同組合販売部直販課の吉開智能さんは「初めての出場だったが、ノリをたっぷり入れてさっぱりとしたスープラーメンを楽しんでもらいながら、『佐賀海苔』を十分PRすることができた。これからも『佐賀海苔』をもっと味わってもらいたい」と話す。
今回の受賞した「海苔スープラーメン」は、「佐賀海苔 有明海一番」と共に同組合直売所などで販売するという。