カフェ「アトリエKamin(カミン)」(佐賀市大和町尼寺、TEL 0952-65-5772)が3月19日、オープン10周年を迎えた。
竹林樹(いつき)さんと妻の友紀さんが民家を改装し、2016(平成28)年3月19日にオープンした同店。オープン前、樹さんは建築会社に勤め、友紀さんは佐賀市南部の新郷本町交差点近くでテイクアウトのタコ焼き&クレープ店「TACO CAFE(タコカフェ) Kamin」を営業していたが、建物の建て替えによる立ち退きを理由に閉店。新たな出店先を探していたところ、知り合いを通じて「使っていない家を活用してほしい」と声をかけられたことがきっかけでカフェ出店を決めた。樹さんは当初、店舗設計と改装の協力だけの予定だったが、話が進む中で自身も店に関わりたいと会社を退職し、一緒に店を開いた。
オープン当初はたこ焼きやクレープも提供していたが、徐々に「スープカレー」などのフードの提供にメニューを改めていく中で、「食後のコーヒーはおいしいものを提供したい」と、樹さんは東京や神戸の「UCCコーヒーアカデミー」でハンドドリップやエスプレッソなどを学び、「アドバンスドコーヒーマイスター」「UCCコーヒープロフェッショナル」を取得。2019年からは自家焙煎を始めた。樹さんによると、オープンからコロナ禍前までは県外からの来店が多かったが、コロナ禍を経て、近隣や地元客が多くを占めるようになったという。
席数は18席。コーヒーメニューは、「Kaminブレンド」(600円)、「Classic(クラシック)ブレンド」「ブラジル」「グアテマラ」「(700円)、「エチオピア」「インドネシア」(800円)など。エスプレッソや「自家製ゆずレモンスカッシュ」(600円)などのドリンクも用意する。フードメニューは、「スープカレー」(1,700円)、「焼きカレー」(1,500円)、「煮込みハンバーグ」(1,600円)など。トーストメニューやデザートも用意する。
樹さんは「カフェ素人から始めたが、コーヒーを学び、知り合いにフードを教えてもらいながら、他のカフェとの差別化も意識しながら、『今やれることを』と考えていく中で、あっという間に10年が過ぎた。当初は『誰もが気軽に寄れる店に』と始めたが、お客さまの価値観や来店動機と向き合った結果、『大人がゆっくり楽しめる場所』へと改めた。原価高騰など飲食店を続けることが難しい時代になっているが、細かい工夫をしながら、当店の落ち着いた空間で、コーヒーやフードを楽しんでもらいながら、これからも有意義な時間を過ごしてもらえれば」と話す。
営業時間は11時30分~18時(ラストオーダー)。月曜・火曜定休。