
佐賀市交通局・佐賀空港線の小々森北~佐賀空港間に7月1日、停留所「佐賀駐屯地」が新設された。
佐賀空港「空港西口」交差点近くに設置された佐賀市営バスの新規停留所「佐賀駐屯地」(佐賀駅バスセンター行き)
佐賀空港線は、佐賀空港発着の航空便に合わせて佐賀駅バスセンターと佐賀空港間を運行するバス路線で、国内線に合わせて、途中のバス停を経由する「準急」を毎日10便、国際線に合わせて、佐賀駅バスセンターと佐賀空港を「直行」する便を週22便、運行する。
「佐賀駐屯地」停留所は、佐賀空港西側に7月9日に開設される佐賀駐屯地に合わせて設置した。防衛省が6月に公表した資料によると、駐屯地開設後、陸上自衛隊V-22(オスプレイ)を運用する輸送航空隊が木更津駐屯地(千葉県)から移駐し、8月中旬に同機体の移駐を完了。佐賀駐屯地には、輸送航空隊や佐賀県駐屯地業務隊(仮称)などの部隊を配置予定で、定員は事務官などを含め約420人規模となる見込み。開設時点の住居は、隊長舎や既設の公務員宿舎、一般の借り受け宿舎を予定することから、公共交通機関による通勤などを想定し、バス停を新設した。
設置された停留所の位置は、佐賀駅バスセンター発佐賀空港行き=県道49号・佐賀空港線の空港第1駐車場入り口東側、佐賀空港発佐賀駅バスセンター行き=同「空港西口」交差点近く。いずれも駐屯地ゲートから400~700メートル離れている。同バス停には国内線航空便に接続する全ての「準急」バスが停車するほか、7月9日から平日のみ1日1便、航空便に接続しない試験運行便も設定する。