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佐賀玉屋旧本館解体完了、跡地が更地に 新たな本館建築に向け折り返し

解体が完了し、更地になった佐賀玉屋旧本館跡地

解体が完了し、更地になった佐賀玉屋旧本館跡地

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 佐賀玉屋(佐賀市中の小路)本館の解体が6月末までに完了し、約60年ぶりに更地になった。

中央通り・中の小路東交差点から望む佐賀玉屋旧本館跡地

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 本館の建物は1965(昭和40)年、それまで佐賀市呉服町にあった本館を移転する際に新築したもの。1980(昭和55)年にオープンした本館南側の新館(現南館)などと共に佐賀中心市街地のランドマークとして長く営業してきたが、1996(平成8)年をピークに会社全体の売り上げが減少する中、建築から50年以上経過した本館の建物を佐賀県や佐賀市が耐震診断した結果、本館の一部を耐震改修する必要があると診断された。そうした中、昨年2月、不動産会社「さくら」(京都市下京区)が事業を買収し、新たな経営体制の下、本館の建て替えが決まり、昨年8月に営業を終了した。

 本館営業終了直後に解体工事が始まり、本館と南館をつないだ連絡通路を含む解体が約10カ月で完了。周辺の一部では仮囲いも取り払われ、東側の中央通りから西側の県庁通りが約60年ぶりに地上同士で見渡せるようになった。

 今後、2026年12月に新たな本館の建物のオープンを目指す。予定する建物には百貨店やテナント、上層階にシティーホテルの開業を予定する。現在、同店は、南館と中央通り沿いに昨年8月に新設した大型テントタイプの「東別館」で営業している。

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