
民宿「冬乃梅」(佐賀市大財3、TEL 080-3906-6080)が大財(おおたから)のサムギョプサル専門店「美豚(びとん)」の3階にオープンして、6月21日で3カ月がたった。運営はJCK(同)。
同社社長の韓冬梅さんは中国・吉林省東南部の延辺朝鮮族自治州出身。中学校から日本語を学んだことがきっかけで来日し、佐賀大学を卒業。2013(平成25)年に、英語・中国語・韓国語の通訳者の派遣事業などを手がける現在の会社を立ち上げた。2017(平成29)年6月、当時、事務所を構えていた佐賀市松原のビルにトンテキランチの専門店「さらめし」を開き、コロナ禍や翻訳アプリの普及で通訳者の派遣事業を大幅に縮小したことで空いた事務所部分に2020年にサムギョプサル専門店「美豚」を開いた。
昨年、倉庫や事務所として使っていた3階建ての物件を取得し、2つの飲食店を昨年6月に移転。今年3月21日、3階に、韓国や台湾、香港や中国からの旅行客をターゲットにした民宿を開いた。施設面積は94平方メートル。リビング・ダイニングルーム、キッチン、布団対応の寝室、1人用サウナ付きのバスルーム、パウダールーム、トイレを備える。定員は5人。
韓さんは「韓国など海外からの旅行客はもちろん、広いリビングダイニングを生かして、地元女性の女子会など宿泊込みのパーティー利用も促していきたい」と話す。
宿泊料金は1人1泊8,500円~。