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佐賀の女性わな猟師が「ハンター交流会&トークライブ」 ジビエ焼肉体験も

「ハンター交流会&トークライブ」を企画したわな猟師・塘さなえさん

「ハンター交流会&トークライブ」を企画したわな猟師・塘さなえさん

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 佐賀県上峰町在住の女性わな猟師・塘(つつみ)さなえさんが主催する、狩猟の理解と関心を深めてもらうトークイベント「ハンター交流会&トークライブ」が6月8日、コワーキング&レンタルスペース「音無てらす」(佐賀市富士町大野入道)で行われる。

獲ったイノシシを解体するわな猟師の塘さなえさん

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 今年4月からわな猟師として活動する塘さんが猟師になったきっかけは、県内の山間部に住む祖父母の体調を気遣うために通うようになったことから。昔から通い慣れた通りの周辺の農地が動物に荒らされ、変わっていく様子を見て、里山保全と動物福祉(アニマルウェルフェア)に興味を持ち、「猟師になりたい」と思ったという。県内にも猟友会があったが、「どうやって猟師になれるのか」がわからず、小規模事業者向けの経営相談所「よろず支援拠点」に相談するなどしながら、2023年にわな猟の狩猟免許を取得。2024年1月からは捕獲用品メーカー「三生」(鳥栖市)社長で、2021年度鳥獣対策優良活動表彰で最高賞の農林水産大臣賞を受賞した和田三生さんに指導を仰ぎ、今年4月に独立。現在、佐賀県猟友会神埼支部に所属。吉野ヶ里・神埼・佐賀市北部地区で有害鳥獣駆除従事者として活動し、11月~翌年3月までは佐賀県内全域で狩猟活動を行うという。

 今回のトークイベントは、狩猟に興味ある人やハンター仲間と情報交換したい人などを対象に、「ハンターの 役割」や「山と人との関係性」「アニマルウェルフェア」などについてトークを展開し、イノシシやシカのジビエ焼肉体験を行う。

 塘さんは「私のように『ハンターになりたいけど、どうしたらなれるのか』と思っている人がいると聞く一方、せっかくハンターになったのに、その後の悩みなどを共有する相手がいなくて辞めてしまう人もいると聞く。今回のイベントをきっかけに、普段の活動エリアを超えた情報交換の場を作り、また、新たにハンターを目指す人が増えるとうれしい」と話す。

 開催時間は、トークライブ=14時~15時、交流会=15時~16時。参加費=1,000円(先着順)。申し込みは塘さんのイングタグラムで受け付ける。

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