
「駄菓子バー こうめ」(小城市牛津町下砥川)が牛津運動公園近くにオープンして、3月21日で2周年を迎える。
酒のつまみに駄菓子を提供するバーとして、2023年3月21日にオープンした同店。店主の田中ひとみさんは、母が営業できなくなった小料理店を2016(平成28)年に引き継ぎ、酒と駄菓子を提供する店「うめちゃん」に改め営業していたが、周辺の環境が変わったことから店を閉めた。閉店直前に「古民家借りて駄菓子バーをやりたい」と話したことを覚えていた常連客から、「住む人がいなくなった古民家を見つけた」という連絡をもらい、次の仕事を探し始めていたところだったが物件を見に行ったところ、玄関を入った土間の雰囲気が気に入り、「駄菓子バー こうめ」として店を開くことを決めた。修理や改装は、以前の店の常連客に手伝ってもらったという。
席数は、カウンター席やテーブル席、こたつ席を含め合計20席。昭和の駄菓子店を意識した店内に仕上げた。カラオケや「プレイステーション」も用意し、こたつ部屋の一つには「人生ゲーム」「野球盤」などの昭和のボードゲームもそろえた。料金は、男性=1時間3,000円、女性=同2,000円、ノンアルコール=同1,500円。以降、1時間ごとに500円。
田中さんは「『半年営業してうまくいかなかったらやめよう』と思って店を開いたが、何とか2年続けることができた。『インスタを見て来た』人や『たまたま近くで食事していた』人など、来店のきっかけはさまざま。昭和を知る世代は初めて同士でも親しくなりやすい雰囲気があり、昭和を知らない若い人には新鮮に映るよう。これからも一年ずつ営業を伸ばしていけるよう、ぼちぼち頑張りたい」と話す。
営業時間は19時~24時。日曜定休。