有明海・東与賀干潟（佐賀市東与賀町田中）の清掃活動「ONE有明ビーチクリーン－有明海干潟清掃－」が10月8日、行われる。主催は、佐賀県など有明海沿岸4県・14市町の観光協会などから成る「環有明海観光連合」と佐賀市観光協会。

シチメンソウが咲く11月頃の東与賀干潟の様子

　佐賀県・福岡県・長崎県・熊本県にまたがる有明海の価値の共有・最大化を目的に、観光誘客や地域産品の拡販、有明海の環境保全などを目的に2022年6月に立ち上がった同団体。佐賀県からは佐賀市、小城市、鹿島市、嬉野市、太良町の観光協会が加盟し、イベントに共同で出展し、産品販売や観光PRを行うなど活動している。

　同団体は、有明海の景観や生態系を守り育てていく中で、環境保全意識向上や各種保全活動の活性化につなげたいと、今回、2015（平成27）年に「ラムサール条約」の登録湿地に認められた東与賀干潟と、肥前鹿島干潟、熊本県・荒尾干潟の3カ所での清掃活動を行う。実施に当たり、今年7月から8月にかけて、清掃資材購入費や清掃用Tシャツ、清掃ボランティア募集にかかる経費を賄うための費用をクラウドファンディングで集めた。

　当日は、東よか干潟ビジターセンター「ひがさす」に集合し清掃活動を行う。参加者には、環有明海観光連合が制作する「ONE有明ビーチクリーン」のオリジナルTシャツを進呈する。

　開催時間は9時～10時（受け付けは8時30分～）。参加無料。要事前申し込み。10月2日締め切り。悪天候時は延期。10月28日に荒尾干潟で、11月中に肥前鹿島干潟でも清掃活動を行う。