佐賀市の「TOJIN茶屋カフェ&バー」(佐賀市唐人2)が4月4日、「街づくり活動の寄り合い所」をテーマにリニューアルオープンした。
前日のプレオープンで祝杯を挙げる「TOJIN茶屋カフェ&バー」常連客
「TOJIN茶屋」は、佐賀市が市民に交流の場を提供することを目的に2006年に設置。2012年に1階をカフェと公衆トイレ、2階を貸し館、3階をコワーキングスペースのコミュニティー施設として改装。現在は「NPO法人さが市民活動サポートセンター」が管理し、昨年4月から岩木知幸さんがカフェの店長を務める。
リニューアルのきっかけは、JR佐賀駅南側の唐人町商店街に若い店主が増えたことで「唐人町商店街振興組合青年部」が復活したことから。岩木さんは店長に就くとほぼ同時に同青年部に入会。「サガ・ライトファンタジー」などさまざまな活動を通じて同カフェが休憩や打ち合わせ、交流会の場になってきた。岩木さんも同青年部や大学生の新しい取り組みやイベントに料理の提供で貢献し、より街づくり活動の拠点を意識した店づくりを意識するようになった。
リニューアルに合わせ、ランチメニューの日替わり定食(600円)の終日提供をはじめ、飲み放題プラン(1時間1,000円)が付いたコースを用意するなど、近隣の商店街の人などが街づくり活動の拠点として気軽に利用できるようメニューを改めた。
若い客の相談に乗り「チユキ姉さん」と慕われる岩木さんは、「街のみんなが集う、情報発信の中心にしたい。そうして人と人とのつながりをつくり、もっと地域を元気にしたい」と意欲を見せる。
営業時間は10時~24時。