佐賀商工ビル(佐賀市白山2)で3月21日、「得する街のゼミナール『佐賀まちゼミ』」報告会が開かれた。
佐賀市中心部にある18店で1月22日~2月21日、「作る」「健康」「きれい」「まなぶ」の4つのテーマで24講座を開いた「佐賀まちゼミ」には計515人が受講した。
この日の報告会には講座を開いた参加店舗から18人が参加。「岡崎まちゼミの会」代表の松井洋一郎さんを講師に招き、受講者アンケートの結果の共有、参加店からの開催報告、次回に向けての意見交換が行われた。
アンケートによると、今回の受講者全体では男女比が9対1で女性が圧倒的に多く、参加者の半数が50~60代が占め、95%の人が講座に「満足」と回答したという。佐賀市報や折り込みチラシ、地域情報誌での告知、講座開催を伝える報道を見ての参加もあり、開催日を増やした講座もあった。普段、中心市街を利用することが少ない受講者も4割近くあり、「商品販売などの営業活動をしない」講座後に商品購入した受講者や周辺店で食事した受講者もいたという。
講座内容では時間配分に悩んだ店が多く、「店主の知識をより多く伝えようと話しすぎた」「講座が盛り上がったが、講座予定時間を大きくオーバーしてしまった」など、受講者とのコミュニケーションに課題の残る店舗もあったといい、講座を開いた店のうち9割近くが「次回以降も講座を開きたい」という意見が事務局に寄せられた。
今回の「佐賀まちゼミ」はNPO「まちづくり機構ユマニテさが」が主催。松井さんは「店主の自主性で開催することが望ましい」と話した。
パーソナルカラー講座を開いた原田眞理子さんは「多くの方に受講してもらい、新たなお客さまとの出会いもあった。『誰かがやってくれるだろう』ではなく、店主が集まり自主的に講座を開き、皆で成果につなげたい」と意欲を見せる。