
竹下製菓(小城市小城町池の上)が7月14日、福岡のコーヒー店「NO COFFEE」(福岡市中央区)とコラボした新商品「ノーブラックモンブラン」を発売した。
「ノーブラックモンブラン」の「ホワイトでありながらコーヒー味に仕上げた」というアイス部分
竹下製菓の「ブラックモンブラン」は1969(昭和44)年から九州を中心に販売し、昨年で55年がたった。定番商品に加え、年数回、限定フレーバーやコラボ商品を発売している。「NO COFFEE」は2015(平成27)年12月に佐藤慎介さんが開いたコーヒー店で、「ライフ・ウィズ・グッド・コーヒー」をコンセプトに、エスプレッソ系のドリンクを中心に提供。オリジナルグッズは、コーヒー関連アイテムだけでなく、アパレルやバッグ、スマホグッズなど数多く展開するほか、これまでに他社とのコラボも行っている。
今回、「NO COFFEE」とコラボすることになったきっかけは、企画・マーケティング室長の松野清美さんが「NO COFFEE」を何度も訪れていたことから。「いつかブラックモンブランとコラボしたい」と考えていた松野さんは昨年7月、東京・渋谷で行われた「NO COFFEE」のポップアップストアで佐藤さんと会い、コラボを提案。今回、現が決まったという。
ノーブラックモンブランは、「ノーブラックモンブランノーライフ」の略。ブラックモンブランの定番でアイスのコーティングに合わせるクランチは、「NO COFFEE」の「ブラックラテ」をイメージしたダークチョコレートを使い、アイス部分は「ホワイトでありながらコーヒー味に仕上げた」という。パッケージの商品ロゴは、「ブラックモンブラン」と同じフォントを使いながらも白黒のロゴにし、モンブラン山の空を覆う空を、夜空をイメージした黒にするなど、全体をモノトーンで仕上げた。
松野さんは「今回、大人の味を意識したフレーバーにモノトーンのパッケージと、『NO COFFEE』とのコラボ通じて意外性ある初の試みとなった。NO COFFEEでは7月7日に先行販売を始め、ファンを中心にまとめ買いする人がいるなど好調と聞いている。『NO COFFEE』のファンはもちろん、ブラックモンブランのファンにも新たな味を楽しんでもらえれば」と話す。
価格は184円。九州地区のコンビニ、スーパーマーケットなどで販売する。