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佐賀にカジュアル着物店「桃李堂」 「手軽に着物を」と看護師が週末営業

カジュアル着物店「桃李堂」店主の木原梢さん

カジュアル着物店「桃李堂」店主の木原梢さん

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 カジュアル着物店「桃李堂(とうりどう)」(佐賀市神野西4)が若楠通り沿いにオープンして、7月14日で1カ月がたつ。

カジュアル着物店「桃李堂」の店内

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 店主の木原梢さんは、高校生の時にカジュアル着物をテーマにしたファッション雑誌「KIMONO姫」(祥伝社)に出合い、それまで持っていた着物のイメージを覆すカラフルな着物に感動し、着物店や着物を扱うリサイクル店に頻繁に通うようになり、「いつか、カジュアル着物を扱う店を開きたい」と思うようになったという。看護師として勤める木原さん。「仕事の経験を積んでから開業を」と考えていたが、カジュアル着物が東京などで話題になることが増えたと感じた木原さんは「カジュアル着物の波に乗り遅れたくない」と看護師の仕事をしながら週末営業を決意。昨年10月、佐賀市産業支援相談室へ相談したのをはじめ、今年の「栄の国まつり」や夏祭りの時期に間に合うよう、着物の買い付けなどの準備を進め、6月14日にオープンした。

 店内には、リユースを含むカジュアル着物約100点、浴衣約50点をそろえるほか、京都の「絵処まほろば工房」や広島の「切り衣」の帯留めや帯ベルト、髪飾りなどの和製小物を用意する。木原さんは「着物や帯、小物を合わせて全身コーディネートで合計1万円かからずそろえることができる」と話す。

 木原さんは「店内のレイアウトを少しずつ工夫し、接客も試行錯誤しながら、ようやく慣れてきた。『かわいく、心が踊る着物を手頃に、気軽に楽しめる』店を目指し、『着物を始めてみたい』という人のための初めの一歩に寄り添いたい。その上で着物を深く楽しみたいという人を呉服店などにつなぐ店になれれば。今後、『着物カフェ』を開き、着物に触れるきっかけになるイベントを企画するなどして、佐賀の着物を盛り上げていきたい」と意欲を見せる。

 営業は土曜・日曜の11時~18時。

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