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佐賀・中央通りに「おにぎり工房 縁」 建設職人が25歳で出店

「おにぎり工房 縁」店主の味志雅由さん

「おにぎり工房 縁」店主の味志雅由さん

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 「おにぎり工房 縁(えん)」(佐賀市松原1)が中央通り・佐賀バルーンミュージアム近くにオープンして、6月7日で1カ月がたった。

「おにぎり工房 縁」で提供するおにぎりと豚汁

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 店主の味志雅由(まさよし)さんは高校卒業後、建設業を手がける家業の「味志商店」(西与賀町高太郎)に入社。途中、飲食業や運送業、「他の人とは違うことをやりたい」とボクシングジム所属を経て家業に戻り、職人と営業を担当している。おにぎり好きの味志さんは25歳になった昨年夏、建設業では経験できないような対面の仕事が経験でき、目の前で客の反応を知ることができる飲食店を開きたいと、家業の仕事をしながら自身が好きなおにぎりの店を開くことを決意。東京や大阪など各地のおにぎり店を回りながら、佐賀で提供するおにぎりのイメージを固め、5月7日にオープンした。

 席数は6席。米は福岡県産「ぴかまる」をメインに、のりは「有明海産初摘み・福岡有明のり」を使い、おにぎりメニューは、「塩」(200円)、「梅」「昆布」「高菜」「明太子」「豚味噌(みそ)」「ツナマヨ」「鮭(さけ)」(以上250円)の8種類。ご飯140グラムに具をご飯の中と外側にも盛り提供する。数量限定で「明太子クリームチーズ」(300円)のおにぎりも用意するほか、「豚汁」(250円)も提供。テイクアウトにも対応する。

 味志さんは「おにぎりを通じて子どもから大人まで、皆さんに元気とハッピーを伝えたいと思い開業した。スタッフとの気持ちの共有やお客さまに思いを伝えることの難しさを感じながら、日々営業している。行列でにぎわいを見せることができたと思ったら、行列で来店を諦めるお客さまもいて、単純にはいかないとも感じた。少しずつリピーターも増えてきたが、もっと当店のことを知ってもらい、次は福岡・久留米への出店、いずれは東京への出店も目指したい」と意欲を見せる。

 営業時間は10時~16時。日曜定休。

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