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旧・九州グリコ工場跡が国スポ駐車場に SAGAアリーナなどでの競技時に

「国民スポーツ大会」の駐車場として利用されている旧「九州グリコ」工場

「国民スポーツ大会」の駐車場として利用されている旧「九州グリコ」工場

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 2018(平成30年)まで稼働し、2022年1月末に更地になった神野公園近くの旧「九州グリコ」工場(佐賀市神園5)跡地が9月7日、会期前競技が行われている「国民スポーツ大会(国スポ)」の駐車場としての利用が始まった。

旧「九州グリコ」工場内に待機するシャトルバス

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 同所は1953(昭和28)年、江崎グリコ九州工場として建設され、「グリコ」「ビスコ」「アーモンドチョコレート」「キティランドビスケット」「キスミント」などを生産。2001(平成13)年12月に「九州グリコ」となって以降、「チーザ」やガムなどを生産したが、2018(平成30)年12月に工場を閉鎖した後、九州グリコが解散。2020年11月から解体工事が行われ、2022年1月末に全ての設備を撤去し更地になって以降、「神野公園こども遊園地」の3.5倍ほどの広さとなる約3万2000平方メートルの跡地利用は未定のままとなっている。

 今回、国民スポーツ大会の駐車場として利用されることになったのは、土地を管理する江崎グリコからSAGA2024佐賀市実行委員会に対し、協賛として土地を貸与したことから。8月21日に佐賀市役所で行われた協賛贈呈式では、グリコマニュファクチャリングジャパン佐賀工場(大和町尼寺)の干貝博彦工場長から「創業者ゆかりの地・佐賀で国スポが開催されるということで、地域に貢献できることはありがたい機会。私たちの活動で佐賀の魅力を広げ、盛り上げていきたい」と話し、工場閉鎖以来5年9カ月ぶりに本格的に利用されることが決まった。

 同所の駐車場利用初日となった9月7日・8日、SAGAアリーナで開催された体操競技に自家用車で観覧に訪れた人向けの駐車場として開放。駐車場と会場間を無料シャトルバスで結んだ。同所では、9月23日・24日にSAGAアリーナで開催される新体操、21日~25日にSAGAサンライズパークで行われるサッカー、21日~24日に同じくSAGAサンライズパークで行われるテニス、10月6日~9日にSAGAアリーナで行われるバレーボール、10月6日~9日にSAGAサンライズパークで行われるラグビー、10月7日~9日にSAGAプラザで行われるフェンシングの、それぞれの観覧者向けの駐車場として開放する。

 国スポ開催に際し、佐賀市内では競技開催に合わせて、ほかに、大和中央公園自由広場や嘉瀬川河川敷北グラウンドなども観覧者向け駐車場として用意し、それぞれの駐車場と会場を結ぶ無料シャトルバスを運行する。

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