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漫画家・久住昌之さん、「新・佐賀漫遊記」出版でサイン会 読者と交流も

紀伊國屋書店佐賀店で「新・佐賀漫遊記」出版記念のサイン会を行った久住昌之さん

紀伊國屋書店佐賀店で「新・佐賀漫遊記」出版記念のサイン会を行った久住昌之さん

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 漫画家でテレビドラマ「孤独のグルメ」原作者の久住昌之さんの新刊「新・佐賀漫遊記」の出版を記念したサイン会が6月22日、紀伊國屋書店佐賀店(佐賀市兵庫北5)で開かれた。

紀伊國屋書店佐賀店に並ぶ久住昌之さんの新刊「新・佐賀漫遊記」

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 久住さんは1981(昭和56)年、泉晴紀さんとのコンビ「泉昌之」として漫画誌「ガロ」でデビュー。漫画執筆や原作のほか、エッセー、デザイン、音楽などの創作活動をしており、谷口ジローさんとの共著「孤独のグルメ」は現在でも人気のテレビシリーズとなっている。

 「新・佐賀漫遊記」は、産業編集センター(東京都文京区)が6月13日に発売した久住さんの新刊。執筆のきっかけになったのは2017(平成29)年、ミュージシャンの青柳誠さんから依頼を受け、似顔切り絵を制作したことから。制作後に久住さんが受け取った、似顔絵切り絵がプリントされたマグカップの有田焼に興味を持った様子を見た青柳さんの音楽仲間から誘われ、佐賀・嬉野を訪問。肥前吉田焼の窯元見学と絵付け体験、嬉野温泉を皮切りに久住さんは九州での仕事に合わせ、昨年までの6年で巡った佐賀県内各地の温泉やラーメン店を含む食などの体験をエッセーにまとめた。

 久住さんのサイン会が開かれたこの日、同書を購入し、事前に整理券を手にした先着100人が、久住さんと佐賀のことや「孤独のグルメ」など久住さんの著作のことなどの会話を交わしながら、久住さんが著書にサインした。併せて、出版に合わせて制作した「SAGAMONO」手拭いをはじめ、久住さんが手がけたTシャツやトートバックも販売した。

 久住さんは「佐賀を巡りはじめた頃、佐賀のことを知らない東京の人から『何故、佐賀に?』とよく言われた。私も佐賀について知らないことばかりで、それだけに発見も多く面白く驚くことばかりだった。今回のサイン会で、ドラマを見てもらっているからか、佐賀でも幅広い世代の人がこの本を読んでもらっていることを知ることができた。『この部分はちょっと違いますよ』と言われることもあるが、全体的に好意的に受け止めてもらっているようでうれしい。とにかく佐賀の人と話ができて良かった」と振り返る。

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